私だって褒められたい!『自分で褒める』経費ゼロの究極の癒し

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上田です。

サボテンのお話をご存じでしょうか?

優しい言葉をかけて褒めて育てたサボテンと、ひどい言葉を浴びせたサボテンは同じように育つのか?

ある人がそんな実験をしたそうです。結果、褒められて育ったサボテンは美しい花を咲かせ、もう一つのサボテンは枯れてしまいました。
植物にも心があって、人間と同じように喜んだり、傷ついたりするのでしょうか。

・・・実は、これ、なんの根拠もない作り話のようです。
私はこの話がとても好きだったので、それを聞いてちょっとショックでした。

でもこの話、ずいぶん長い間、たくさんの人たちに語り継がれてきました。たとえ根拠はなくても、多くの人が信じているこの話の中には、いくばくかの真実が含まれているのではないでしょうか。

サボテンにとって、褒められることが力強く生きるエネルギーとなったように、褒めるということには、何か不思議なパワーがあるのかもしれません。

子どもはみんな、褒められることが大好き

子どもは、叱るばかりでなく、褒めて育てたいと思っています。

でも、褒めるのは、正直苦手。

ムギューをしてあげるとか、褒め方のコツとかいろいろと学んではいるのですが、実際、なかなかうまい言葉をかけてあげることができません。

あるとき、偶然目にしたドラマで、子どもがお母さんに褒められるシーンを見ました。

テストでいい点をとったら、 「頑張ったじゃない」グルグル、ポン!
いいことをしたら、     「えらいじゃない」 グルグル、ポン!

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さっそく真似させてもらうと、大成功!

小学生の娘は、いいことがあると、「褒めて!」「頭なでて!」と言わんばかりの顔で待ち構えていますし、最近やたらと衝突することが多く、親のかたきみたいな目で私を見る長女でさえ、グルグル、ポンをされると、「触らないでよ」と言いつつ、顔がゆるみます。

褒められたときの子どもたちの満足そうな顔。

やみくもに褒めるだけではもちろんだめだと思うのですが、でもやっぱり、褒められたら嬉しい。子どもは、褒められるのが大好きなんですね。

いつも、誰かを褒めてばかりいませんか?

子どもだけではありません。
大人だって、褒められたら嬉しいものです。

仕事が休みの日に、夫がお風呂をきれいにしてくれることがあります。昼食を作ってくれることもあります。

「すごい!きれいになったね」
「美味しいね、ありがとう」

と声をかけると、夫は嬉しそうです。そして、次の休みにも掃除を手伝ってくれます。

あるとき、旅行に行った知人がお土産を届けてくれました。
旅の写真を見ながら、「素敵なホテルね」「楽しそうだね」なんて声をかけると、とっても嬉しそう。

子どもだけでなく猫も、私に頭をなでてもらい、ゴロゴロと喉を鳴らしています。

でも、あるときふと思ったのです。私って、誰かを褒めてばかりだなって。

私も頑張ってるんだけどな…。 

私だって褒められたい!そんなときは・・・

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大人になればなるほど、褒められる機会は減ってゆきます。頑張ったって、どんなに心を込めて何かに取り組んでも、誰も褒めてはくれません。

だったら、自分で自分を褒めたらいいじゃない?

私はずっと、自分へのご褒美とか、「頑張った私、えらい!」みたいなセリフが、とてもとても苦手でした。

そういうことが、すごく恥ずかしいと思っていました。

年をとることの、いいことの一つは、あちこちとんがっていた角が取れてまあるくなってくることです。細かいどうでもいいこだわりがどんどんなくなって、いろんなことを受け入れられるようになるのです。

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「私、本当に頑張った」「私ってえらい!」って、私は自分に言えるようになりました。

とっても疲れて、どうしようもなく落ち込むときには、心の中で自分にたくさんのエールを送ります。そして、一生懸命頑張った自分をたくさん、たくさん褒めてあげましょう。

私の一番の理解者は、私なのだから。

時には、褒めてもらうための努力も大切

そして、時には自分から、誰かに、「私頑張ったよ!」ってアピールすることも大事かもしれません。

とりあえず身近な誰かに、頑張ったことを報告してみてもいいかもしれませんね。自分から頑張ったアピールするのは昔から大の苦手なのですが、ずうずうしさも時には必要。ずうずうしくなれるのも、年をとって得られるいいことの一つです。

それから、

「褒められたくないわけではないけど、
 褒められると何と答えていいかわからない」

という方もいらっしゃると思います。・・・私がそうです。いえ、そうでした。

誰かに褒めてもらったときに、私はいつも「いえいえ、そんなことないです」と謙遜したり、余計な言い訳をしてせっかくのコミュニケーションを台無しにしてしまっていました。

笑顔で「ありがとう」と言えたら、言ってくれた相手も嬉しい。

たとえそれがお世辞に違いなくても、自分にとってはまるで見当違いな褒め言葉であっても、素直に言葉通り受け取ること。それが、一番幸せな受けとめ方だと思います。

さて、褒められることの気持ちよさを体感するのに、こんなサイトはいかがでしょうか?

ほめられサロン(PC専用サイト・FlashPlayerが必要です 注:音声有り

名前と年齢、職業を入力すると、あなたへの褒め言葉が流れつづけます。疲れた心が、ほんの少し癒されるかもしれません。


こちらのサイトは、残念ながら、スマートフォンやタブレットなどからは閲覧できないようなのですが、YouTubeに動画がアップされていましたのでご紹介します。若い男性の方向けの褒め言葉になっていますが、雰囲気をお楽しみいただければと思います。
(注:音声有り)

褒めることと成長との不思議な関係

最後に、「褒める」ことについての面白いお話をもう一つご紹介します。

トマトを育てる実験の話です。

同じ種類のトマトの苗を、1つは褒めて育て、1つはけなして育てます。1つはまったく無視して世話だけをし、1つには「自由にしていいんだよ」と語りかけて育てました。

それぞれのトマトはどんなふうに育ったでしょう?

詳しい実験の結果は、こちらのサイトで紹介されています。

参考:トマトの話│‐Web戦略、Web開発、Webマーケティング‐Lotus Web Studios

予想通り、褒められた苗には甘いトマトが実り、無視された苗にはとてもまずいトマトが実りました。

でも、一番甘いトマトが実ったのは、褒められて育った苗ではなかったのです。

褒められることは人の成長に大きな良い影響を与えますが、結果どのように育つかという点においてはまだ未知数です。生きていくうえで、褒められることもあればけなされることもあり、ときには無視されることもあるでしょう。そして、自立することは人として最も重要ことの一つです。

環境から受ける様々な要因が絡み合って一つの人格を形成していく過程はとても複雑で、どれが正しいのかは誰にもわかりません。

トマトの実験の話は、褒めることと人間の成長の不思議さを教えてくれます。

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まとめ

褒めることについてのお話、いかがでしたでしょうか。

自分で自分を褒めること、自分にあたたかい言葉をかけること。

いつでも、どんな場所でも、どんなときでもできる、
時間もお金も、誰かの手助けも必要ない、『経費ゼロ』の究極の癒し

いつか、どうしようもなく疲れてしまったときに
ぜひ思い出していただければと思います。

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この記事を書いた人

上田

上田

好きな物は推理小説と映画。そしてネコです。ネコを飼い始めて3年になります。子どもの頃から憧れていたネコのいる生活。仕事を邪魔され、旅行はできず、時にはするどい爪でシャーっとやられる事も!それでも憎めないのです。

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