離婚して生活保護はもらえますか?
離婚した多くの人が心配になるのが生活の安定かもしれません。
共働きなどで既に安定した職業に就いている場合ならその心配もないかもしれませんが、
専業主婦の場合などは、いきなり収入がなくなる訳ですから生活していけるのかどうか不安も尽きないでしょう。
一般的に経済的に生活に困窮している方々のために生活保護という制度があります。
果たして離婚の場合でも生活保護をもらうことは出来るのでしょうか?
離婚の場合でも生活保護を受けることが出来ます
離婚が原因でも生活保護は受けられます。
生活保護というのは、健康で文化的な最低限度の生活を保障しその自立を促すための制度です。
ですから、小さい子供を抱えて頼れる親族などもいないなどの状況で離婚した場合は、問題なく生活保護を受けることが出来ます。
近年、不正受給や弱い立場の人達に対する理解不足などもあり、生活保護に対しての風評があるため、生活保護を受けることをためらう方もいらっしゃるかもしれませんが、自分の子供を守るためにも生活保護を選択肢の一つとして考えてみてください。
生活保護を受けるために
生活保護を受けるためには、お住まいの地域の福祉事務所の生活保護担当が窓口となっています。
まずこちらに相談し申請することが必要です。
そして要件を満たしていれば生活保護を受給できるようになります。
福祉事務所は、基本的に市または各都道府県に設置されています。
実際に生活保護として支給されるのは、厚生労働大臣が定めている最低生活費と収入の差額となります。
例えば離婚した場合、児童扶養手当などの収入がありますので最低生活費に足りない額が支給されることになります。
自立のための第一歩
生活保護はあくまで自立するための第一歩です。
最低生活費ですから、ぎりぎりの生活となり、かなり大変な自立への道と言えます。
それを考えると、離婚事由によっては慰謝料を請求する方法もあると思います。
もし、生活のことを考えて慰謝料の請求をお考えであれば、調査会社や探偵などの専門家に相談してみてはいかがでしょうか。