慰謝料裁判のメリット・デメリット

夫が浮気をしました。
浮気の事実を知ってから、夫への愛は急速に冷めました。

すでに離婚の覚悟はできています。
どうせなら、夫と愛人から慰謝料をふんだくってやりたい気持ちです。

でも、慰謝料請求って手続きが難しそう・・・。

慰謝料についての裁判の話もよく聞くし、弁護士に依頼したほうが良いでしょうか。

慰謝料請求を自分だけで行うことはできます。

しかし、法律的知識のないまま請求を行うと、あとになってトラブルに発展することもあります。

弁護士費用なども考慮しながら、慰謝料を受け取るための最適な方法を考えてみてください。

慰謝料請求はお金の貸し借りと同じ

テレビなどでは「訴えてやる」といった威勢の良い言葉がよく聞かれます。

ですが、慰謝料請求が裁判まで争われることは少なく、大半は、双方の合意で額を確定しています。

慰謝料が発生すれば、お金の貸し借りと同じ「債権・債務」の関係となります。
基本的に「支払ってください」と請求し、「はい、わかりました」と支払えば済むものです。

その意味では、慰謝料請求は自分だけで行うことができます。

相手が浮気の存在を認め、慰謝料の交渉に誠実に臨んでいるのであれば、話し合いによって額を確定した上で、粛々と支払ってもらえば問題はありません。

法律知識がないと紛争状態になることも

しかし、お金の貸し借りとは違って、慰謝料はその額がいくらであるのかがはっきりしません。

怒りに任せ、相手が受け入れられない条件を突きつけてしまえば、相手もまた戦闘的な姿勢に変わってしまいます。

また、口約束やずさんな契約書で合意をすると、後になって相手が前言を翻し、結局紛争状態に陥ってしまうこともあります。

離婚事件に詳しい弁護士は、あなたの代理人として、法律知識をもとに相手と交渉し、債権・債務関係を確定、適切な書面を残します。

さらに不払いとなった場合の債権回収にも、豊富な経験があります。

裁判にかかる費用も考慮すべき

慰謝料請求が裁判に持ち込まれれば、法律上認められる慰謝料を強制力のある形で確定できるメリットはありますが、裁判の長期化によるストレス、また裁判費用、弁護士費用などがかかるなどといったデメリットもあります。

あなたの納得する条件で、スムーズに慰謝料が請求できればベストであることは間違いありません。

離婚調停における慰謝料請求については、こちらのサイトも参考になります。
離婚調停を有利に進めて高額の慰謝料を勝ち取るための全手順

一度は専門家の意見を聞きご自身の事情に合わせ判断されることをおすすめします。

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