海の幸と狸を祀る北陸→近畿→北海道(以下略)⑤お土産&買い食い
第1回・金沢編はこちら
第2回・京都&信楽編はこちら
第3回・札幌・狸小路編はこちら
第4回・函館編はこちら
あちこち巡る旅ならば、懐具合の確認が肝要。函館は私たちに、大事な事を教えてくれました。最後の食事が、地域限定とはいえカップ麺って何だ。完全に忘れていたけれど、一応「新婚旅行」だったのよね、コレ。
さて、最後になりますが、旅の先々で買ったお土産や、陸路のお伴・駅弁、他、移動の合間に買い食いしたモノたちを、今回は地域別にまとめてこのシリーズを締めたいと思います。
金沢=「のどぐろ」!そして…来場所は目指せ勝ち越し「遠藤」関!
金沢の文化「押し寿司」。「祭り寿司」とも呼ばれ、元々はおめでたい時に食べる郷土料理の側面もあるようです。その顔とも言えるお店が「手押し棒鮨 舟楽」。京都に向かうJRの中でいただきました。私はのどぐろ(2399円)、旦那は焼き鯖(1699円)を。犯罪的に高い駅弁(ではないんだけど厳密には)です。
手前がのどぐろ、奥が焼き鯖。脂が乗って旨い事旨い事。お酒で水のように喉を潤しつつ。地酒試飲自販機で全種呑んでまだ呑むとか、早くコイツ何とかしないと。
ちなみに通販でも購入できます→手押し棒鮨 舟楽
金沢出身・遠藤関の「勝ちこし餡・遠藤関こまんじゅう」。地元にとっては希望の星です。頑張れ、と願いを込めて私も購入…したのに。
勝手に会社への土産に持って行く旦那。
後で聞いたところによると、遠藤関の似顔絵印の普通の饅頭だったそうです。しくしく。
信楽での大収穫! 入れるだけでお水もお酒も美味しくなる究極の信楽焼
ラジウム鉱石をたっぷり含んだ土で焼かれた、信楽オリジナルブランド「アラジンボトル」。マイナスイオンとかラジウムとかミネラルとか、その辺はよくわからないのですが(理系無理)、効能を要約すると。
・水を入れておくと美味しい水になる
・お酒を入れておくとまろやかになる
・永久に効果が失われることはない(割れない限り)
へぇ。と、他人事なのは、使う機会もないまま妹に搾取されたから。ちょうどこの頃(11月下旬)、妹の誕生日だったんですよね。「誕生日だから」と言われては、返す言葉もございません。使い心地を聞いてみたところ。
「水道水入れて一晩置いたら、スゲー旨くなった!」
おぉ、さすがは御狸様の聖地・信楽! 妹も、職場用にもう一本お取り寄せするほどハマっております。くっ、その奇跡を体験するのは私だったはずなのに…!
というわけで、別に信楽に行かなくてもお取り寄せはできます→こちら。ちなみに写真の品(720ml)は、3000円(税抜)だったのを、店頭販売ということで1000円くらい安く手に入れる事ができました、妹が。くっそ。
そういえば例のアレがコレになって送られてきましたのでイザ公開
こちらのお店では、信楽焼の絵付け体験をしたのでした。こっちが妹の誕生日用だったのに。その体験も忘れた頃に、焼きあがった完成品が届いたので、ここで御開帳といきましょう。
茶色にしたい所が茶色らしく、元々茶色に見える耳は別の色に変わる窯焼きの不思議。表面の手触りもツルツル滑らかです。我ながらいい仕事をしたと…。
モデルの生たぬに見せたところ、微妙な表情。
もちろん妹に搾取されました(2品目)。
“粋”や“雅”の要素にこだわって選んでみた(多分)京都土産
我が家の上階に住む母方の叔母も、実はこの頃が誕生日でした。無欲というか、全てがどうでもいい世捨て人みたいな人なので、散々悩んだあげくこちらをチョイス。
京都タワーの1階にある、染織物等を扱う「RAAK」(ラーク)というお店で、ころころパンダが可愛い風呂敷とベルトを(計3000円くらい)。これ、折り方で手提げバッグになるのです。店内に展示されていた見本が素敵だったので。
後日、叔母にパンダ風呂敷の使い心地を聞いたところ、「え、何だっけそれ」というガックリなお返事が。そうだ、この人、引きこもりだった。引きこもりにお出かけグッズ与えてどうする。
京都といえば抹茶(何となく)。大人気「京ばぁむ」等を食す
私としては、生八つ橋が気になっていたのですが、見ているうちに旦那が勝手に購入してしまいました。この人、ホント、甘味に関しては手が早ぇのなんの。
老舗「おたべ」のイチオシらしい、宇治抹茶と豆乳がコラボした人気商品「京ばぁむ」(1080円)。隣は、これまた宇治抹茶をふんだんに練り込んだ「茶だんご」(10串入で874円)。
えぇ、その日のうちに、旦那の胃の腑にキッチリ落ちました。ラーメン食べた後なのに…私、だんご一串と、ばぁむ一切れ食べただけなのに…。
大阪・伊丹空港にて。日保ちに難ありながら、大阪土産ならコレ一確!
大阪には一度だけゲーム遠征をした事がありまして、その時に現地の知人が持たせてくれたこの味がずっと忘れられませんでした。
甘味があまり得意ではない私をも魅了したこの「みたらし小餅」(12個入、確か800円位と記憶)。甘すぎずさっぱりしたみたらしダレが、噛むとジュっと溢れる快感。大阪に行ったなら絶対持って帰るべきです!
ただ、その賞味期限はとても儚く、製造日含めたったの3日。これからまだ北海道4泊を控えた私たちには、お土産としては向きませんでした。
なので、札幌のホテルでいただきました、旦那が。私が店選びで背を向けている間にひょいパクひょいパクと。ガッデム。
地域によってお取り寄せは可能なようです→菓匠千鳥屋オンラインショップ
空港はテンションが上がるから危険! 昼から酒でたこ焼き+買い食い
新千歳への飛行機まで間があったので、ぶらり散策。あらゆる甘味処に吸い込まれそうな、旦那の襟首を掴むのが私のお仕事です。うちの旦那様、どこの子供。
大阪に来たならば、食せねばなるまい、たこ焼きを。おダシで食べる明石焼きに近いものを選びました。左上の水分は何かって? 焼酎です(ドーン!)。どんな時でも隙あらば呑む。それがジャスティス(前にもこんな事書いたような…)。
ご当地かおもじん(後述)を漁っているうちに、旦那はというと、トランペットが欲しい黒人の子供の如く、またしてもある甘味処に釘付け。
「喜八洲総本舗」のみたらし団子(1本88円)。まぁ、これくらいなら…。
注文をしてから直火で焼き色を付け、秘伝のタレに付け、椅子があるのでその場でいただけます。その日限りの命のため、地方発送不可。焼き目にタレが絡んだ餅の香ばしさがもう…。
北国の駅弁レベルがヤバかった! 海の恵みに激しく嫉妬する駅弁ハンターズ
昔、「北海道はでっかいど~!」なんてキャッチコピーがありましたが、札幌から函館まで4時間も掛かるとは思わなんだ。地図の上ならほんの数cmの、何と遠いことでしょう。
ちょうどお昼時に出立したため、駅弁を購入。どれも海の幸をふんだんに詰め込んだラインナップで、食指がなかなか定まりません。挙句、選んだのは、いかにも北海道的なこの一品。
イクラ、雲丹、カニ、鮭。よくも尽くしに尽くしたり。大変美味しゅうございました。
一方、旦那はこちら。鮭の代わりに、帆立と山の幸がちらほら。どちらも1000円ちょっと。
駅弁にはありがちな事ですが、まぁ、上げ底でそんなに容量はないんですよね。そんなわけで、長万部通過あたり、3時のおやつとばかりにまた駅弁アタック。
長万部駅到着1時間前までに、乗務員さんへ予約する事で賞味できる、かにめし(1000円位)&もりそば(700円弱)弁当。
おやつじゃない、断じて。
旦那がかにめしを、私がもりそばをチョイスしたのですが、お味の方は…うーん、かにめし(つまみ食い)は美味しかった。でも、そばはやはり「挽きたて・打ちたて・茹でたて」が基本なので、駅弁には合わないなと思いました。これは、お店で食べた方が絶対良いと思います。
資金難のため編み出した「エア海鮮丼祭」(2品合わせて1000円弱)
序盤の豪遊が祟って、大変慎ましやかに終わった函館行脚。せめて同行させた子供たちだけでも、ゴージャスに函館を満喫して欲しい、という思いで購入したのがこちら。
非常に精巧な海鮮丼マグネット(486円×2)が、子供たちのサイズにジャスト。全部で5種類くらい見掛けたのですが、より華やかな2品に絞って購入しました。本当は、こういう丼をリアルに貪る予定だったのに…(血涙)。
それにしても、美味しそうによく出来ている事。独りきりのぬいぐるみ遊びが捗りそうです。
函館~青森~帰仙の間に駅弁症候群再び! 旅は胃袋を狂わせる(確信)
まだ食べるのかよ!
はい、JRを利用するなら、魂が命じるのです。「食らい尽くせ」と。って、旦那が言ってた(私は午前中に叩き起されてグロッキー)。
函館駅にて、時鮭(ときしらず)炙りずし(+プリン)、1100円位だったかと。私はほとんど死に体だったので、一口もご相伴に与る事ができませんでしたが、お味はどうですか?
旦「旨い。でも、食いづれぇぇぇぇ!」
だそうです。脂の乗った迷子の鮭に、イクラをまぶして。そりゃ、旨くない訳がないわな。
青森駅で、旦那がまた駅弁補給(値段忘れました)。前から、まだ2時間経ってないんですけど。
またそんな、炭水化物の塊みたいなものを…。死ぬの? 駅弁食べ尽くさないと死ぬの!?
と言いつつ、家に帰る頃には私にも何か食べられると信じて(結局、この日何も食べていなかったので)、お持ち帰り用にで駅弁購入。
ま た か に め し か 。
自宅で美味しくいただきました。タケノコの千切りとの妙。かにめしサイコー。
番外編1:これはアリ? パクリ? 行く先々で目撃した「○○の恋人」
金沢駅にて目に入ったこのお土産。北海道に行った人がほぼ8割の確率で買ってくるアレ(白い恋人)に瓜二つ。地名とかパッケージが違うだけ。そして、南に下っても…。
何か、何となく47都道府県全てに「○○の恋人」があるような気がしてなりません(地元ではまだ見た事ないけれど)。
番外編2:財布爆発のもうひとつの理由━━━かおもじん乱獲
既に家では100を超える数が無造作に袋に詰められ、出番を待っている「かおもじん携帯ストラップ根付」(単価500円弱)。通販で購入する事も可能なのですが、やはりご当地モノは現地に行って、「見つけたら即捕獲!」こそが醍醐味だと思うのです。
狩りも狩ったり、61種類。これに、(値段曖昧なので仮に)450を掛けるとします。さらに、京都で新選組のぬいぐるみ一対、信楽でたぬきのぬいぐるみ一対(仮に600×4とする)。あー、扇子も買ったっけ。で、これらの合計を大体で試算すると。
金沢で食べたお寿司の代金と並びました。
趣味や好きなモノにはひたすら突っ込むタイプなので後悔はしていません。が、酷い。
やっと旅行シリーズ完結! そして干物から重要なお知らせ
以上、いかがだったでしょうか。写真も多めで、モバイルから接続の方にはスクロールがメンドイ事この上なかったでしょう、お詫び申し上げます。
これにて新婚旅…いや、もうただのドサ記も完結しました。そして、唐突ですが、当ブログ「干物のモドシカタ」も、諸事情によりこの記事をもって凍結させていただきます。
毎回ご愛読いただいていた皆様には、申し訳ない気持ちで一杯ですが、ご理解いただけますようお願い申し上げたく。
ただ、もしかしたら再開の芽もなきにしもあらず、故に、閉鎖ではなく凍結という形で、Webの波に、今すこし恥を晒し続けようかと。
短い間でしたが、ご来訪いただいた全ての皆さま、ありがとうございました!