海の幸と狸を祀る北陸→近畿→北海道の旅(別名・新婚旅行2)①金沢
昨年の夏に「新婚旅行」と書いて「遠征」と読む、ただのゲーセン行脚をしてきましたが、その後、11月の1/3を使って「新婚旅行2」と銘打った旅に出てきました(結局遠征のついでなんですが)。何しろ10日分。数回に分けて振り返りたいと思いますので、お付き合い下さい。
ホント今更ですが。
目的は「狸詣で」と「海山物食い散らかし」!観光?えぇ、まぁ多少は…
私、狸が大好きなんです。その傾倒っぷりは、もはや“宗教”の域。狸かわいいよ狸。
そんな狸信者な私が「聖地」と崇める地が二つありまして、一つは滋賀県伊賀郡信楽町。もう一つは、北海道札幌市のアーケード街「狸小路」。本当は野生の狸の自然保護区域で天然記念物でもある「向島」にも行きたかったのですが、向島がそもそも何県にあるのかわからなくて断念しました。
さて、夏の時点で既に行くことが決まっていたのは、某ゲーム大会と北陸の海の幸に狙いを絞った金沢と、6年前の同じ頃、初めて二人で遠征旅をした函館。この時季の北の海もまた美味しいことを、私たちは執念深く覚えていたのです。
今回はそこに、件の聖地2ヶ所もねじ込むことに。三ヶ月掛けて「御狸様を崇め奉るのじゃ…!」と、旦那の耳元で呪文を唱え続け、大変ウザがられた甲斐があったというものです。
よって、最終的なルートは以下のように。
太閤様の中国大返しもびっくりのルートが出来上がりました。ナンダコレ。
とりあえず、今回は金沢より、ささやかな「寿司テロ」をお届けしたいと思います。ニヤリ。
回転寿司のレベルの高さがヤバすぎる!序盤からお財布大爆発
加賀百万石の街並みや、日本三大名園・兼六園…などの雅とは全く無縁の3泊4日。ほぼ、宿とゲーセンと寿司屋の往復で終わった感が(笑)。いいのです、最大の目的は、何といっても寿司なのだから…っ!
というわけで、現地の知人に案内され、大会会場隣の回転寿司「もりもり寿し藤江店」へ。
結果的にまる3日間、計4回も通ってしまったのですが、三連休だったこともあって、どの時間帯に行っても席待ち必至という繁盛ぶり。ラストオーダー15分前になっても駆け込み来客があるなんて、ちょっとすごくない?
さっそく、一貫目から目玉の「炙りのど黒」を注文。冬の北陸を代表する味覚だそうです。旦那が「これだけで金沢へ行く価値がある」と絶賛する”白身のトロ”の真価や如何に。
軽く炙られて、うっすらと表面を照らす脂…これが旨くないワケがない。参りました、これを評する言葉が見つかりません。見つからないので、4皿連続で注文して行動で示しました。
ズワイガニの雌は「香箱かに」と呼ばれ、これまた「金沢に来たなら食っとけ」的な一品。10月~年末までの2ヶ月が旬だとか。公開するのが少し遅かったですね、今年の冬に期待してください(笑)。旨みたっぷりの卵で和えてあるため、軍艦にしても風味が海苔に負けることはありません。甲殻類好きには堪らぬ、至福の一口…くっそ、涙で前が見えない…。
ねっとりと甘く旨みの強い「ガスエビ」。聞きなれない名前ですが、鮮度の落ちが早いため、産地でしか味わえないエビなのだそうです。ちょっと色味が良くないのもまた特徴なのですが、決して試して後悔はさせない味。むしろ、色味で判断して敬遠すると後悔します。
もちろんこの三品以外にも、贅を尽くした旬の味が勢ぞろい。待ちきれないのか、何周もしているような回転皿でも、みなさん普通に手に取っていくんですよ。
お値段は、まぁ、回転寿司としては決して安くない。むしろお高い。ただ、相応の鮮度やネタの大きさ、回ってないお寿司屋さんと較べても遜色ないレベルの高さを考えると、大枚を叩く価値は大いにあると思います。調子に乗って黒い皿(470円)ばかり頼んでいたら、そりゃ諭吉さんもトリオ組んで逃げ出すさね…(遠い目)。※4回トータルでの合計。
単品もいいけれど、日替わりをはじめとする「三点盛り」などのバラエティ皿は、あれこれ1貫ずつ楽しめるのでオススメです。(↑カニ三点盛り/600円くらいだったような気が)
ごちそうさまでした、げふー。
のど黒も香箱かにもガスエビも、もう当分いいわぁ(・∀・)←コイツ最高にムカつく
おまけ:こんなものまで…金沢で見つけたちょっとヘンな自販機
兼六園も犀川も全力で無視して、日程の半分以上を過ごしたゲーセンは、やたら自販機のラインナップが充実していました。ジュースやアイスはわかる。お菓子やカップ麺も、まぁ、あれば空腹に憂えることなく廃プレイに没頭できていいよね。
で、これは何だ。
伝統工芸が。お土産選びもここで済ませたらいいじゃない、という気概が感じられます。
もうネタにしか見えない。「婚勝みくじ(男性用)」だけキレイに完売なのが気になります。
一方、駅のショッピングーモール「金沢百番街あんと」内にある「金沢地酒蔵」。地酒王国・金沢が誇る銘酒の数々が並び、脇には小規模ながら地酒バーが併設されています。で、こちらにも変わった自販機が。
何と地酒10種が試飲できる、というもの。一本は持ち帰りたい地酒、どうせなら味わって選んでほしい、という心遣いが嬉しいですね。上段が100円、下段は300円で試飲できます。
左から順に全種、ごいごいと試飲を進める私。※朝10時半
午前中だろうが迎え酒だろうが、そこに酒があるなら呑むジャスティス!
今回はこれにて。
次回は、レッツ京都。そして、狸、モナムール…!(意味不明)
※このあとすっかり出来上がってしまい、京都行きのJRの中でずっと寝ていました。