まず別居!それから離婚
先日、夫が不在の時に家で携帯が鳴ったので、電話を手にとりました。
その時、たまたま知らない女性と何度も通話している履歴が目に入りました。
あとで夫を問い詰めると、浮気していたことをしぶしぶ白状しました。
もう夫とは一緒にいられません。
離婚も考えていますが、その前にこれ以上同じ空間で過ごしたくないんです。
とりあえず別居してから今後のことを考えたいのですが、離婚の前に別居する場合に注意するべきことはありますか?
夫婦関係がこじれたままでは、共同生活を営むのは大変です。
ちょっとしたことでも争いになり、感情のぶつかり合いになってしまうことも・・・。
別居することで一度相手と距離を置けば、冷静に考えをまとめるきっかけが生まれるかもしれません。
「離婚のための別居」と言ってはダメ
もし将来の離婚を視野に入れているとしても、正直に旦那様にそのことを伝えてはいけません。
というのも、民法第752条にある「夫婦の義務」の中に「同居義務」というものがあるからです。
「妻が同居義務を果たしてくれないので、浮気相手に走った」と、旦那様が別居中の浮気を正当化する口実に使われてしまう可能性も出てきます。
とりあえずは、「一人で考えをまとめたい」など、「離婚」という言葉は使わずに別居したい旨を伝える方がいいでしょう。
別居のメリットはある?
相手との間に適度に距離を置けるのが別居のメリットです。
感情を落ち着けて、夫婦の将来についてじっくりと考えることもできるでしょう。
奥様が家からいなくなるということは、旦那様にとっても大きな意味を持ちます。
家事全般など、すべて当たり前と思っていた日常のことも、やってくれていた人がいなくなって初めて有難みがわかるものです。
奥様がいなくなって、自分のしたことの罪深さに気がついてくれるかもしれません。
別居は自分自身が冷静になるためだけではなく、旦那様に何かを気づかせることにも繋がるのです。
他にも別居のメリットは色々あるようです。
こちらのサイトも参考にしてみてください。
⇒離婚せず別居生活するメリットと欠点|シングルマザーの悩み
別居中に気持ちが変わることもある?
一時的な別居生活も、いつかは終りを迎えます。
気持ちが落ち着いたら、夫婦の将来をどうするか決めなくてはなりません。
「絶対に離婚するんだ」と思って始めた別居でも、時間が経つうちに気持ちが変わるかもしれません。
旦那様が浮気を反省し、「やり直そう」と言ってくる可能性もあります。
どうすることが夫婦にとって良いことなのか、慎重に選択肢を選びましょう。