無言電話がしつこい!訴えることはできますか?

執拗な無言電話にまいっています。

数ヶ月前から自宅に番号非通知で無言電話がかかってくるようになりました。
非通知なので相手もわからず、心当たりもありません。

警察にも相談したのですが、「相手がわからないのではどうしようもない」と取り合ってくれません。

あまりにもひどいので、訴えようとも考えているのですが、無言電話の相手を訴えることは可能なのでしょうか?

無言電話であろうと、あまりにも長期間にわたって続くしつこい嫌がらせなら訴えることは可能です。

ただし、まずは電話をかけてきている相手を特定しなくてはなりません。

相手を特定しないと裁判は起こせない

民事裁判を起こす際は、訴えの内容を記す『訴状』に訴える相手の名前と住所を記載する必要があります。

そのため基本的には、無言電話をかけてくる相手が誰かわからなければ訴えを起こすことができないのです。

相手の電話番号を調べるには、NTTが提供している非通知着信を拒否する『ナンバーリクエスト』や、着信番号を表示する『ナンバーディスプレイ』などのサービスを利用する方法があります。

『136』とダイヤルすると、直前にかかってきた番号を教えてくれるサービスもあります。

『無言電話の証拠』とは?

無言電話以外に被害がない場合、相手の特定と並んで難しいのが「被害の証拠を集めること」です。

無言電話ですから会話内容から情報は得られませんし、そもそも相手が姿を見せることもありません。

唯一といっても過言ではない証拠となるのが、「着信履歴」です。
着信履歴を表示できるタイプの電話機をセットし、相手から着信があった場合はメモや画像、写真などで記録しておきましょう。

弁護士などを通じて、電話会社に着信の記録を照会してもらうこともできますが、保存期間を超えた古い記録は削除されてしまうため注意が必要です。

相手がボロを出すのを待とう

無言電話は、相手の情報と被害の証拠が残りにくい嫌がらせです。
そのため、まずは着信拒否など、簡単にできる対策を取ることが基本になります。

業を煮やした相手が、つきまといや文書での脅迫など、より直接的な嫌がらせを始めればしめたもの。

より直接的な行為を始めれば、その分証拠や手がかりを残しやすくなります。

より確実な証拠を集めることが、将来の訴訟で勝つチャンスを高めてくれるのです。

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