無言電話への対策/弁護士に相談する
「非通知による無言電話が毎日のようにかかってきている」と警察へ相談にいったとして、おそらくほとんどの場合で事件性がないと判断されてしまいます。
とはいえ、誰だかわからない相手から毎日のよう無言電話があっては精神的にもとても辛いことです。
自分だけで対応できればいいのですが、そう簡単にいく問題ではありません。
弁護士に依頼するメリットはあまりない
困った時の相談相手といえば弁護士です。
しかし、弁護士にも対応できないことはあります。
とくに今回の場合、相手の身元がまったくわかっていませんので、手も足もでません。
弁護士は、身元のわかっている相手に対しては有効といえますが、身元を特定する調査は行っていないのです。
少しでも身元に関わるヒントがあれば、本籍地や住民票を辿っていくこともできるのですが、まったくのノーヒントでは相手を特定することはまず難しいといえます。
今回の場合は、弁護士に依頼をするメリットはあまりなさそうです。
無言電話を拒否したいとき
まずは非通知拒否設定から試してみましょう。
これだけで無言電話が止むこともあります。
ただし、非通知拒否をしているにも関わらず、番号通知までして無言電話をしてくることもあります。
そうなったときは電話番号自体を変更してしまうのが有効です。
他には、電話会社によっては一つの機体に2つの電話番号を入れることもできますし、相手の番号がわかっているのであれば個別に番号を拒否することもできます。
嫌がらせ電話は一時期、社会問題にもなりましたので、電話会社では様々なサポートをしています。
これを利用することにより、無言電話自体を拒否することも可能なはずです。
相手の身元調査がしたい場合は探偵も
弁護士にはできない調査であっても、探偵であれば可能といえます。
嫌がらせをしてくる相手をどうしても特定したい場合は相談を検討してみてもいいかもしれません。
また、警察へ提出する証拠作りをサポートしてもらうこともできますので、どうしても警察が取り合ってくれない場合にも有効といえます。
弁護士は警察の怠慢に圧力をかけることができ、迷惑行為を繰り返す相手に対して警告をすることもできます。
しかし、相手のことをほとんどわかっていない場合はできることがあまりありません。
弁護士が協力してくれるというのは心強いことではありますが、状況が合わないこともありますので、相談をすべきかよく検討をしましょう。