嫌がらせメール対策/警察に被害届を出す
最近、嫌がらせメールがとても頻繁に送られてきます。
アドレスも誰のものだかわからず、自分ではどうしたらいいのかまったくわかりません。
困ったときは警察に頼ろうと思っていて、これからすぐにでも被害届を出そうかと検討しているところです。
警察に被害届を出せば対応してもらえますよね?
誰のものだかわからない嫌がらせのメールはとても不快な気分になりますね。
もちろん困ったときは警察へ相談というのは間違っていないのですが、今回の場合、被害届を受理してもらうのは難しいかもしれません。
被害届を受理してもらうのが難しい理由
警察の日々の業務は法律で規定されているものがほとんどです。
被害届の受理についても「犯罪捜査規範」に規定があります。
https://law.e-gov.go.jp/htmldata/S32/S32F30301000002.html
こちらの第61条が被害届の受理に関する規定です。
条文には、「警察官は、犯罪による被害の届出をする者があったときは、その届出に係る事件が管轄区域の事件であるかどうかを問わず、これを受理しなければならない。」と規定されています。
ここで注目しなければならないのが、今回の問題となっている嫌がらせのメールが、果たして犯罪行為に該当するか否かです。
しかし、残念なことに日本には嫌がらせのメールに関する罰則規定がありません。
このことからも、被害届を受理してもらうのは非常に難しいといえます。
嫌がらせメール対策は自分でやってみる
困っているというのに警察が協力をしてくれないのであれば、自分で対策を立てるしかありません。
とはいえ、嫌がらせメール対策というのはそこまで難しいものではありません。
極端な話、相手側が自分のメールアドレスを知るすべがなくなってしまえば、もう嫌がらせメールが送られてくることはありません。
早速メールアドレスの変更をしてしまいましょう。
メールアドレスを変更したにも関わらず、無言電話やつきまといなど、別の嫌がらせがはじまるようでしたら、それこそストーカー行為に該当しますので、このときにはきちんと警察に相談へいくべきです。
警察に相談へいく際は、嫌がらせのメールの内容をしっかりと保存しておき、メールアドレスを変更したら、次はこんな嫌がらせをされたと伝えましょう。
もちろん、次の嫌がらせについて説明できるものも持っていき、警察にはことの深刻さを理解してもらえるよう訴えかけましょう。