ストーカー対策/とりあえず弁護士に相談すれば大丈夫?
最近まったく知らない誰かから、しつこくストーカーをされて困っています。
どのように対応すればいいのかわかりません。
いろいろ調べてみたところ、弁護士がストーカー問題の相談に乗ってくれるようなので、弁護士に相談しようと思っています。
弁護士と聞いただけで信頼できそうです。
これでストーカー問題は解決しますか?
確かに弁護士はストーカー問題の相談も乗ってくれます。
しかしながら、弁護士に相談をしただけでストーカー問題が解決するかと聞かれると、なんとも言い難いところです。
弁護士がストーカーに対してできることを知り、そのうえでもう一度検討してみてください。
所在のわからない相手には何もできない
ストーカー相手がどこの誰なのか(=身元)がわかっていれば警告文を送付することもできますし、相手側も弁護士名義で警告が送られてきたとなれば身を引くこともあるかもしれません。
しかし、今回のように所在がまったくわからない相手へは、いくら弁護士であっても何にもすることはできないかもしれません。
弁護士は調査の専門家ではないのです。
警察へ掛け合ってくれることは可能
ストーカー被害に遭っているときは、まず弁護士ではなく警察に相談へいきましょう。
そこで警察にまともに話を聞いてもらえなかったときこそ弁護士の出番といえます。
弁護士から警察へ掛け合ってもらえば、ほとんどの場合で警察は話を聞いてくれますし、パトロールの強化もしてくれるはずです。
弁護士は法律の専門家なので、警察官の職務怠慢には厳しいですし、警察側も弁護士が掛け合ってきたとなれば放っておくことができないのです。
相手を知るためには探偵も有効
上記したように、どこの誰だかわからないとなっては弁護士も何にもすることができません。
逆にいえば一体どこの誰がストーカー行為をしているのかを知ることができれば、弁護士の出番もやってくるといえます。
ストーカー相手を知るためには、探偵業者の調査力を活用してみるのもいいかもしれません。
こちらのサイトも合わせてご覧ください。⇒ 被害が深刻になる前に、まずはご相談ください。
ストーカー問題は法律にも関わる問題ではあるのですが、今回のケースでは弁護士にできることはかなり限られているといえます。
おそらく、弁護士へ相談にいったとしても、まずは警察に相談してみてはいかがですか?と言われてしまうだけかもしれません。
「とりあえず弁護士に」ではなく、「とりあえず警察に」、相談をするようにしましょう。