引越し先で盗聴の被害にあわないために
自分の私生活を誰かに盗み聞きされる、盗聴。
実際にその被害に遭うと、見えない相手に対する恐怖がじわじわと心を圧迫してきます。
そして、それまでは落ち着ける場所であったはずの「自分の家」が、まったく違った感覚で見えてきてしまうでしょう。
盗聴被害に遭った人の多くは引越しを考えます。
しかし、引越しは盗聴の解決にはならないのです。
引越し先でも盗聴される可能性がある
オンラインショッピングが発達した現代では、盗聴器を比較的簡単に手に入れることが出来てしまいます。
誰でも「盗聴犯」になれる時代なのです。
友人関係や恋愛関係のトラブルが元で、知人が盗聴器を仕掛ける可能性もあります。
また、恐ろしいことですが、身内が盗聴を行うケースも非常に増えています。
盗聴被害を苦にして引越しをしても、その原因となった盗聴犯を特定させなければ解決にはならないのです。
自分ではなく転居先の以前の住人を狙って盗聴器が仕掛けられている場合もあります。
前に住んでいた人が盗聴に気づかず部屋を後にしてしまうと、盗聴器が残されたままになってしまい、結果的に自分が被害に遭うことになります。
転居先でまず行うべきこと
新しく部屋を借りたり、中古で住宅を購入したりした時は、荷物を運び込む前に部屋の中をチェックしましょう。
荷物や家具を配置した後は、自分の持ち物を一度しっかり確認してみることをおすすめします。
具体的なポイントを挙げますので参考にしてください。
【荷物を入れる前】
・ 既に設置されている電源タップや電灯がないか・・・可能な限り、捨てる
・ コンセントに一度開けたような傷はないか・・・壁紙の破損も手がかりに
・ 配電盤に取り外したような跡がないか・・・怪しければ管理会社や大家さんに相談を
・ 家の外周に怪しい箇所はないか・・・エアコンのダクトが広げられている、など
【家具を配置した後】
・ 見慣れない電源タップがないか・・・自分で買ったものでも、新しく購入し直す
・ ぬいぐるみなどに違和感はないか・・・中に固いものがある感触などを確認。ファスナーがあるものは開けてみる
・ 家電製品のコード周り・・・盗聴器の電源を取るための線が装着されている可能性がある
こちらのサイトも合わせてご覧ください。 ⇒ 引越しをする前にしっておきたい 引越し50のこと+α
インターネットには盗聴器の種類や仕掛ける場所の情報があります。
これらを参考に自分で探してみるのも良いでしょう。
そしてどうしても手に負えない場合は、探偵や調査会社に相談する方法もあります。