盗聴で慰謝料請求!相場はいくら?
現在一人暮らしをしているのですが、探偵に依頼して調査してもらったところ盗聴器が発見され、盗聴されていたことがわかりました。
怖くてたまらない反面、相手に対しての怒りが消えません。
なんとか慰謝料をとりたいと思っています。
盗聴した相手に慰謝料請求をする場合、どれくらいの金額が相場なのでしょうか。
盗聴は卑劣な不法行為です。
お怒りになるのは当たり前ですね。
そして、あなたが受けた精神的なダメージは、相手に償わせるべきです。
慰謝料の相場はとくに定まっていないのですが、その分、あなたと相手の状態や環境、そして証拠が金額の決定を後押しします。
慰謝料を請求するふたつの方法
一般的に慰謝料は、精神的な被害に対する償いを、相手にお金として支払ってもらうものです。
その請求方法は大きく分けるとふたつあります。
それは、「民事裁判によって金額を決めてもらう方法」と「当事者同士で話し合いをし、金額を決める方法」です。
後者は示談とも呼ばれ、交通事故の話題などで耳にすることがあるかもしれません。
慰謝料の相場は変動する
実際に慰謝料を請求するとして、いったいどれほどの金額になるものなのでしょうか。
実は慰謝料の相場というものは決まっていません。
とくに「盗聴」といった被害の場合、複雑な要因が絡み合うため、一概にいくらという言い方ができないのです。
裁判でも示談でも、当事者それぞれの状況を考慮に入れて、慰謝料の額が算出されます。
この場合の「状況」とは次のようなものが当てはまります。
- 精神的苦痛の度合い
- 請求相手の財産や収入
- 証拠の内容
- 具体的な損害(入院や通院の日数など)
この中でも「精神的苦痛の度合い」は具体的な数値にすることが難しい種類です。
これを慰謝料請求のベースとするには、被害を受けた方の記録が有効となります。
日記やメモなどに自分の調子を書き留めておくと良いでしょう。
確実に勝ち取るために
盗聴の被害を受けた側の多くは感情的になり、相手を追求したいと考えます。
逆に盗聴をした側はというと、出来る限り罪を軽くしたいと思うでしょう。
とくに示談による慰謝料の請求ではしばしば、このような「感情の差」が金額の決定を困難にする場合が見られます。
ここで頼りになるのが証拠です。
裁判に訴える場合でも、証拠が盗聴の証明になります。
冷静かつ確実に慰謝料請求を進めるために、盗聴に関する証拠を集めておきましょう。