盗聴器がよく見つかる場所/天井編
部屋の中でもついつい見落としがちな場所である『天井』です。
部屋全体から障害物に遮られず音を拾うことのできる天井は、盗聴器の隠し場所としても適した場所です。
ここでは天井のどういった場所に気をつけるべきかご紹介したいと思います。
天井はまず「照明」に注目
天井には、盗聴器の隠し場所となるようなスペースがあまりありません。
そこで、探さなくてはならない場所も必然的に絞られてきます。
一般的な日本の住居なら、ほとんどは天井に照明が設置されていることでしょう。
照明は直接電源と繋がっているので、盗聴器を仕掛ければ電力の心配はありません。
近年LED照明が普及し、電球の寿命も長くなっているので、掃除の時に注意しなければ照明に仕掛けられた盗聴機に気づくことは難しいでしょう。
火災報知機にも要注意
照明と並んで危険なのが火災報知機です。
一般家庭にも設置が義務付けられたため、どの部屋にあっても不思議ではない火災報知機ですが、その形に似せた盗聴機が出まわっているのです。
照明とは違い、簡単に電源を確保できないというデメリットはありますが、「注目されにくい」というメリットもあります。
自分で設置した火災報知機であれば、別のものに取り替えられていれば気づくはずですが、部屋に元々ついていたものだと判別するのは簡単ではありません。
天井の盗聴機への対処法
天井からの盗聴はなかなか気づきにくいため、要注意ではありますが、注意してさえいれば対処は難しくありません。
照明と火災報知機の他には、盗聴機を隠すことができるようなスペースはほとんどないため、調べるべきポイントさえ抑えておけば盗聴の危険は最小限に抑えることができます。
照明も盗聴機も、元々家の中にあるものですので、注意して見ていれば変化に気づくことができるはずです。
盗聴機の疑いがあるようなら、自分で分解してみるか取り外して電気屋さんに持って行って見てもらいましょう。
ただし、犯人が盗聴機を外されたことに気がつくと、何か別の手を使ってくることも考えられるので、その後の対処法は別に考えなくてはなりません。