盗聴器の隠し場所/自家用車編
「車は移動に使うものだから、盗聴される心配はない」と油断してはいけません。
盗聴器を仕掛ける側にとっては、車も立派な設置先候補のひとつ。
どんな部分に気をつけて調べたらいいのか覚えておきましょう。
気をつけるべき3つのポイント
車の中でといえど、「盗聴器を仕掛けられやすいポイント」は基本的にかわりません。
注意するのは、「会話を拾いやすいところ」、「普段あまり確認しないところ」、「死角になるところ」の3つです。
車の中での代表的な盗聴器設置箇所
「会話を拾いやすいところ」としては、運転席の側に仕掛けることが考えられます。
座席の下やダッシュボードの裏側などは必ず確認するようにしてください。
「普段あまり確認しないところ」としては、車内のインテリアに注意しましょう。
おおきなぬいぐるみは中に盗聴器を入れることもできますし、ミラーから下げたお守りなども小型の盗聴器なら仕掛けることが可能でしょう。
「死角になるところ」としては、ルームランプのチェックを忘れないでください。
普段、夜に運転することのない人ならチェックすることも少ない部分ですので、案外見落としがちです。
仕掛けた人がこちらの生活スタイルを把握しているのなら、必ず裏をかこうとしてくるはずです。
盗聴器を「車両発見器」として使う
車の内側ではなく外側。
たとえばバンパーの中などに盗聴器を仕掛けることもあります。
走行中はエンジンの音も激しいですし、車内から大きく離れているため車中の会話を拾うこともできません。
では、なぜあえてそんなところに仕掛けるのでしょうか?
その理由は、「盗聴器を利用して、車両の位置を特定するため」です。
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車の中に仕掛けられた盗聴器を発見する
盗聴器は通信のために電波を出しますが、この電波をたどることで「その車両が今どこにいるか」を追いかけることができるのです。
「行き先さえわかれば会話は聞こえなくてもいい」という場合、盗聴器をこのように利用することもありえるので、車内だけでなく車外を調べるのも忘れないようにしてください。