内容証明を浮気相手の会社に送っても大丈夫?
既婚者の女性です。
夫に浮気をされたので、浮気相手に慰謝料請求をしようと思っています。
夫とはこれからどうなるかわからないのですが、とりあえず離婚はせず、夫婦関係を良くしていこうと思っています。
このような状態になった原因は夫ですが、浮気相手も無関係ではありません。
夫が独身者だと嘘をついていたなら、浮気相手のことは許せたのですが、そうではないようです。
重大なことをしてしまったと浮気相手に理解させるために、慰謝料請求するつもりです。
そのために内容証明を送りたいのですが、浮気相手の住所がわからないので送ることができません。
仕方がないので浮気相手の働いている会社に送り付けたいと思っています。
こういうことをすると、慰謝料請求が不利になったりしますか?
浮気相手の勤務先に内容証明を送っても、慰謝料請求が不利になることはありません。
しかし、内容証明を本人以外の従業員が開封してしまい、内容証明の中身が噂として社内に広まり、受取人から名誉毀損で訴えられてしまったケースがありますので、注意が必要です。
受取人以外が内容証明の文書を見てしまう可能性を無くすために、宛名には会社名、受取人の名前を書き、封筒に親展と書くと良いでしょう。
親展にしない場合、受取人以外の従業員が内容証明の中身を見てしまう可能性があり、受取人の名誉を傷つけてしまう恐れがあります。
ご自身を守るためにも、受取人以外が内容証明の中身を知ってしまうことのないよう、配慮しましょう。
本人限定受取を利用する
親展の記載だけでは心配だという場合、郵便局で送付する際、本人限定受取のオプションを利用すると良いかもしれません。
送料が少し高くなってしまいますが、誤って受取人以外に開封されてしまう恐れがほぼ無くなります。
行政書士に依頼をする
浮気相手の勤務先に内容証明を送ることも含めて、行政書士に相談すると、最適な回答を得られるかもしれません。
5000~3万円前後の料金で内容証明文書の代理作成、送付を行っている行政書士が殆どなので、依頼するという選択肢もあります。