データ調査とはどんなもの?
最近、「データ調査」というものがあると知りました。
しかし、身辺調査や人探しと何が違うのかがよくわかりません。
データ調査のほうが自分の望む調査に近ければ、依頼したいと思っています。
データ調査とはどのようなものなのでしょうか?
「素行調査」や「人探し」は、調査員が実際に調査を行い、対象者の行動や交友関係を調べるものです。
「データ調査」は、電話番号だけ、名前と生年月日だけ、といったごく少ない情報から詳細な個人情報を検索して探し出す方法とされています。
しかし、このようなデータ調査は違法性が高い可能性があるため、おすすめできません。
データ調査は違法性が高い
「データ調査」は、携帯番号や氏名、生年月日、住所などの情報でデータの検索を行い、対象者についての他の情報を引き出すというものです。
インターネットで検索すると、「車のナンバーから所有者名や住所を調べる」「口座や口座の残高を調べる」などのことが可能だとする探偵社が多くあります。
しかし、これらは非常に違法性の高いものであると考えたほうがよいでしょう。
「個人情報保護法」で守られている情報
2005年から全国で施行された「個人情報保護法」という法律があります。5000件以上の個人情報を所有する事業に、個人情報の管理を義務付けるものです。
こちらのサイトも合わせてご覧ください。⇒
個人情報保護法 - 個人情報の保護 | 消費者庁
個人が情報を得ることについては規定されていないため、この法律に基づいて「データ調査は違法である」と言うことはできません。
しかし、車のナンバーや口座についての情報を管理するのは、国土交通省や金融機関です。
個人情報保護法により保護される情報であり、非常に厳重に管理されています。
その情報を抽出することになると、やはりその方法自体も違法性が高いものになると考えるべきでしょう。
また、調査が「浮気調査」などの正当な目的でない場合には、どんな調査であっても「プライバシーの侵害」などで訴えられる可能性もあります。
調査の目的についても十分に考慮するべきです。
安易にデータ調査を利用するべきではない
データ調査は「調査に時間がかからない」「費用が安く、簡単に依頼できる」ということから、安易に手を出してしまう人もいます。
しかし、どんなに調査自体が簡単なものであっても、「調査に関する契約書」を結ばなければ調査ができないことは、法律によって定められています。
電話やメールだけで受注するような探偵は違法性が高いと考えましょう。