浮気の念書の効力はあるの?
夫が浮気していた事実を告白してきました。
もう相手と別れを告げ、会うことはないなどと言っていますが、浮気相手の女が今後どういう行動に出るかわからないので恐ろしいです。
子どももいますし、夫の浮気相手に念書を書かせて完全に浮気をやめさせたいと思っています。
もし約束を破った場合など、慰謝料請求をするのにも念書があったほうが有利なのではと考えておりますが、浮気の念書の効力はどの程度あるのでしょうか?
今のうちにはっきりと知っておきたいので教えてください。
お子様もいらっしゃることですし、今後のことを考えると確かに不安かと思います。
今後の家族の幸せを壊させないためにも、浮気相手に念書を書かせるのは有効な手段と言えるでしょう。
浮気の念書に関して、どの程度の効力があるか、いくつか重要なポイントがあるので確認してみてください。
精神的圧迫と浮気の証拠をつくる
念書とは、文字通り「念のために書いておく文書」のことです。
契約書のようなものなので、文面としてしっかりと約束を交わすことで、浮気相手の女性に精神的圧迫を与えることが可能となります。
相手の女性の性格や、旦那様に対する気持ちにもよりますが、念書があるだけで怖くなり、諦める可能性は十分にあります。
また、念書があることによって、過去にあなたの旦那様と浮気をしたという証拠にもなります。
もし今後訴訟を起こすことになった場合にも、役立つことでしょう。
また、さらに確実な証拠にしたいのなら、行政書士などの専門家に依頼して、「公正証書」にするほうが安心と言えます。
念書のみに法的強制力はない
しかし、覚えておかなければならないのが、念書だけでは基本的に法的強制力はないということです。
たとえ念書の内容に、約束を破った際は慰謝料を支払うと書いてあり、双方の合意があったとしても、浮気相手の女性の給料や財産を強制的に差し押さえることはできません。
「念書さえあれば、強制的に慰謝料をもらえる」とは考えないほうがよいでしょう。
念書にどの程度の効力があるのかを把握しておけば、今後もし、また浮気が発覚した場合にも冷静な対処が可能です。
浮気相手だけでなく、配偶者にも念書を書かせるのも効果があるでしょう。
念書に関してはこちらのサイトがとても参考になります。
⇒配偶者から念書を取る | 不倫慰謝料相談室
念書については起訴する時にも十分役立つ知識なので、しっかりと覚えておくことをお勧めします。