嫌がらせメールの相談先は弁護士でいいの?
交際を申し込まれた男性にお断りの返事をして以来、嫌がらせのメールがひどくて困っています。
最初は1日数件のメールだったのですが、今では1日何十件と、数え切れないほどになっています。交際については、私はきちんとお断りしたつもりです。
メールの内容もだんだんエスカレートしてきて、交際を強要するようなメールや、逆ギレのような誹謗中傷のメールまで、さまざまです。
このようなメールに対して法的に訴えるのには、警察に相談後、弁護士に相談すればいいのでしょうか?
被害はまだメールだけですが、このままだとエスカレートしていくようで、怖くて仕方がありません。
交際をお断りするメール以来、メールの返事をしていないでしょうか?
よくあるパターンとして、断ったつもりでも相手にきちんと伝わっていないことがよくあります。
まずは、メールアドレスを変えるなど自分でできる限りの対処を行い、その後の対応については、警察、弁護士も視野に入れていきましょう。
メールだけなら、まずメールアドレスを変える
相談者様のメールアドレスは変更しましたか?
自分でできる、嫌がらせメールの対処も必要です。
アドレスが変わってもまだメールが続いたり、その他の嫌がらせが続く場合には、必ず警察に相談をしてください。
その後相談者様がどのような対処を望むかによって、対応が変わります。
弁護士に相談して法的に訴えることは可能ですが、相手の特定と証拠が必要になりますので、自分で十分な証拠が集められなければ、探偵などのプロに相談しなくてはなりません。
最初はメールだけの被害でも、ストーカー行為がひどくなることを防ぐ必要があります。
証拠集めと相手の特定を急ぐこと
嫌がらせメールにより、精神的苦痛が続き、PTSDやうつ病、不眠症などの疾患になったときの治療費や、金銭的被害を被った場合の金銭の請求をするには、弁護士に相談しましょう。
精神的被害による慰謝料請求も同等です。
本人や親族が直接相手に接触するには危険が伴いますので、弁護士に間に入ってもらうことは、適切な処置と言えるでしょう。
迷惑メールの被害と、損害や精神的苦痛の因果関係を証明するために、細かな証拠が必要になります。
また、相手が特定できていなければ訴えることもできませんので、すべてのメールを証拠として残すと共に、これ以上被害が大きくならないよう、プロに頼んで相手の特定を急がなければなりません。