証拠写真をより有効に!日付対策の方法
証拠写真において、いつ撮影した写真かというのは重要な要素です。
デジタルカメラは撮影して画像データとして記録する際に撮影日時も記録できるのですが、日付を簡単に変更できるので証拠能力が低いといわれています。
しかし、証拠として全く採用されないということではありません。
被写体に日付がわかるものを写したり、画像データを別の記録媒体に送信したりして複数の場所に日付を残すなどすれば、証拠としての有効性を高めることができます。
デジカメ写真の日付は加工できる
写真は明確な証拠の代表格ですし、それがいつ撮影されたかはさらに重要です。
しかし、編集、加工が容易なデジカメの普及によって、日付が簡単に改ざんできるのではないかと言われています。
確かに、専用のソフトなどで日付データを変えることができます、画像と違ってグラフィック分野の技術も必要ありません。
しかし、日付データの指摘だけで証拠能力を否定されることはありません、他の要素を含めて総合的な判断がなされるため、写真が撮影された日付を裏付ける工夫を行いましょう。
日付を裏付ける工夫
まず、被写体の中に看板や新聞など、日付がわかるものを含めておくことです。
浮気中の二人以外の人物が写っていれば、その人物の証言も証拠になります。
また、撮影後すぐに画像データをメール送信すれば、画像自体の作成日時は送信より前であると外部サーバに保存されます。
画像をハガキにプリントアウトして自分宛に郵送すれば、証拠写真に郵便局の消印が押され、消印の日付より前に撮影されたということが証明できます。
これらの対策を施しておけば、日付を加工した可能性を問われることはなくなります。
フィルムカメラの場合
フィルムカメラには日付を印字できる機能があるものがありますが、カメラの設定を変更できるものでは改ざんを疑われることがあります。
レンズ付きフィルムで日付がわかる被写体と一緒に撮影し、未現像のまま証拠として提出するのも方法の一つです。