養子という事実を知って本当の親を知りたいと思ったら
最近、自分が両親の実の子ではなく、養子だったと聞かされました。
私が20歳を迎えたころ、時期がきたと考えた両親から真実を打ち明けられたのです。
最初は正直ショックでしたが、今ではもう落ち着いています。
育ての親に対しては今までと変わらず感謝の気持ちを抱いています。
ですが、一方で「生みの親に会いたい」という気持ちが生まれてきたのも事実です。
一度だけでも構わないので、本当の親に会いたいと考えています。
本当の親を探すためにはどうしたらよいのか教えてください。
養子であることを知り、本当の親との再開を望む方は少なくありません。
相手の行方がわかっている場合、再開すること自体はさほど難しくありませんが、何も情報がない場合はどうしたらいいのでしょうか?
『当時の状況を知る人』を探す
養子ということは、短い期間とはいえ生まれたばかりのころは生みの親と一緒にいた時期があるはずです。
そこからなんらかの方法で育ての親の元へ移ったと考えられますが、この時のことを実際に見聞きし知っている人なら、本当の親の情報を知っている可能性があります。
最初に思いつくのは育ての親ですが、なにか差し障りのある事情をかかえている場合は、正直に話してくれないことも考えられます。
他にも、自分が生まれた病院に勤めていた医師や看護師、施設に預けられていたのなら、そこの関係者などに事情を尋ねてみましょう。
『親子の再会』に成功した事例
海外では、SNSを通じて親子の再会に成功したケースがあります。
そのケースでは、ひょんなことから自身が生まれた病院に勤めていた看護師と出会った養子の男性が、『実の母』の名前を知ったことが再会のきっかけでした。
男性は『Facebook』で母の名前を検索、偶然登録していた母親を見つけ再会にこぎ着けたとのことです。
日本では、テレビ番組の『再会』系企画を利用して親子の再会を果たした事例があります。
生みの親との再会は、必ずしも幸せな形になるとは限りません。
ですが、再開した親子の多くは、なんからの形で「気持ちの整理がつく」場合が多いようです。