離婚慰謝料・養育費の公正証書の作成に必要な準備とは

ご主人の浮気が原因で離婚する場合、慰謝料と養育費を請求することができます。
その際に有益なのが公正証書です。

公正証書を作成するためには、事前に公正証書に記す内容を決めておかなければなりません。

また、公正役場に行く際に必要な書類がありますので確認しておきましょう。

公正証書を作成するために決めておくこと

慰謝料と養育費をしっかりと請求するためには、下記の2項目の内容はしっかりと協議しておかなければなりません。

慰謝料について
• 慰謝料の額
• 慰謝料の支払い→一括なのか分割なのか。
• 慰謝料の支払い方法（銀行振り込みや現金書留など）
• 慰謝料の支払い期日
• 慰謝料を分割で支払う場合は毎月何日に支払うのか
• 分割払いが滞った場合、何回目の延滞で分割払いを解除し一括請求するのか
• 延滞した場合の利率。

養育費について
• 月々の支払い額
• 支払い始める時期
• 支払いを終える時期
• 支払い方法
• 毎月の支払い期日
• 月々の支払い以外に、子供に病気などの突発的アクシデントがあった場合の援助について。
• 子供とご主人の面会の頻度など。

公正証書の内容を協議する方法

• 夫婦で話し合う
• それぞれが弁護士などの代理人を立てて協議する
• 兄弟や知人などの第三者に間に入ってもらう

これらの細かい取り決めを、離婚が決まった夫婦が理性的に協議することは非常に困難です。

特にご主人が浮気をして離婚をする場合、奥様はすぐにも離婚したいから、と大切な慰謝料や養育費の内容を疎かにしてしまうこともあります。

そうならないために、法律の専門家などに相談してみるとよいでしょう。

公正証書を作成するために必要な書類

• 上記の取り決めが書かれたメモ。
• 夫婦それぞれの運転免許証、印鑑登録証明書、住民基本カードの何れか1点。
• 戸籍謄本（全部事項証明書）