離婚後は実家に戻るべき?
近い将来、夫と離婚しようと考えています。
これまでは専業主婦だったので、離婚を機に新しい仕事も探さなくてはいけません。
小学生の子どももいるので、当面は子育てと仕事の両立を考えて実家に帰ろうと思っています。
そこで気になるのが、子どもへの影響と手当の問題です。
実家に帰れば、仕事をしている間親に子どもを預けることもできるので、私としては楽になります。
しかし、子どもが新しい環境に適応できるのか心配です。
また、親と同居することによって、児童扶養手当が貰えなくなることはあるのでしょうか?
特に女性の場合、離婚を機に生活環境が大きく変わることが少なくありません。
小さいお子さんをお持ちなら、なおさら不安だと思います。
負担を減らすための実家暮らしで、却って負担が増えてしまっては大変です。
児童扶養手当は実家暮らしでも受給することができますが、所得制限があるので気を付ける必要があります。
サポートは必要でも、子どもの強さを信じて
子どもにとっても、親の離婚は一つの「試練」です。
家庭の変化を受け入れ、新しい環境に適応しなくてはいけません。
転校することになれば、新しい場所で新しい友達を1からつくらなければならなくなります。
ですが、必要以上の心配は不要です。
思春期の子どもは、多感ではありますがヤワではありません。
親の心配を他所に、案外すぐに新しい環境に打ち解けてしまうことも・・・。
もし、なかなか適応できないようであれば、よく話を聞き、先生などとも協力して支えてあげましょう。
実家暮らしでも児童扶養手当は貰える
児童扶養手当の受給額は、扶養人数と家族全員の所得によって決まります。
例として、子ども1人に対する児童扶養手当を受け取るケースをご紹介します。
ご自身の所得が57万円未満なら満額、230万円未満までなら一部を受け取ることができます。
親と同居して一緒に生計を立てている場合、ご両親もお子さんの「扶養義務者」とみなされます。
例のケースでは、親の所得が274万円以上だと児童扶養手当を受け取ることはできません。
自分の置かれた条件にあった対応を
一口に離婚と言っても、実際には人それぞれ、千差万別です。
大切なのは、今自分が置かれている現状を正確に把握することです。
実家暮らしで生活の負担を減らせるかどうかは、ご自身の置かれている環境次第で変わってくるのです。