離婚協議書 相談できるところは?
離婚協議書の作成はそれほど難しいものではありません。
書式に関する決まりなどもありませんので、インターネットなどで調べながら自分で作成することも十分可能です。
しかし場合によっては無効になってしまう内容などもあり、自分で作るのはちょっと不安だという方も多いでしょう。
そのような場合は専門家に相談するのが一番なのですが、離婚協議書を作成してくれる専門家はいくつかありますので、それを紹介していきたいと思います。
行政書士に依頼する
行政書士への依頼は基本的に費用が安くすむというメリットがあります。
書類作成のプロフェッショナルが行政書士ですので、離婚協議書を専門に取り扱っているという行政書士も多く、専門的な知識も豊富です。
ただし行政書士は相手との交渉をしてはいけないことになっています。
当事者間の話し合いがうまく進んでいるのであれば問題ありませんが、意見の食い違いなどがあるケースでは困難になってしまうでしょう。
弁護士に依頼する
弁護士は言うまでもなく法律の専門家です。
離婚協議書の作成においても、法律面からのアドバイスなどを受けられるというメリットがあります。
冒頭で述べたような、無効になってしまう協議書を作成してしまうといった心配は皆無だと言えるでしょう。
また弁護士の場合相手側との交渉ができますので、養育費はもちろん慰謝料や財産分与、親権などのさまざまな項目に関して、交渉をしながら話し合いを進められます。
ほぼ完璧な離婚協議書を作成できるのがポイントですが、費用が高くなってしまうというデメリットもあります。
司法書士に依頼する
もうひとつの方法は司法書士への依頼です。
司法書士はちょうど弁護士と行政書士の中間のような存在で、制限はあるものの一部の交渉もすることができます。
例えば慰謝料に関しては140万円以下の請求の場合、と限られています。また養育費や親権に関する交渉はできません。
法律に関する知識も豊富で、誤った離婚協議書を作成してしまうリスクもまずありません。
費用は弁護士よりも安く、行政書士よりは高めであるというのが一般的です。