離婚協議書は作成したほうがいいの？
離婚協議書は離婚に際しての約束を書面にしたものです。
このなかで決められる内容は子供の親権と養育費、慰謝料の金額、財産分与などであり、離婚後の生活に関わる大きな事柄を決めていく大事なものです。
離婚協議書で特に大切なこと
お子様がいらっしゃる場合、親権と養育費に関する記述は特に大切でしょう。
親権者を決定しなければ、離婚届が受理されることもありません。
また奥様がお子様を引き取ることになった場合には、生活をするうえでお金の問題が起きがちです。
それをカバーするためにも、離婚協議書で一定の養育費を支払ってもらうように約束してもらうことはとても大切なことです。
このとき、ご主人が経済的な事情を理由に支払えないと主張することがありますが、養育費の支払い義務は余力の範囲で支払えばよいというものではなく、きちんと生活できるだけの支払いをする義務があるため、適正な額を主張しましょう。
慰謝料や財産分与
慰謝料や財産分与に関しても取り決めが行われます。
ご主人の浮気が離婚の原因である場合、慰謝料を取ることが可能です。
しっかりと話し合い、納得した金額を慰謝料として支払うことを明記しておくべきです。
また、財産分与に関しても書いておきます。
財産分与は夫婦で築いた財産を均等に分けるものであり、離婚後の生活を行っていく上で経済的な余裕を少しでも多くするため、正しい額が財産分与されるように話し合い、明記しておきましょう。
もし奥様が専業主婦であるならば、離婚後再就職をして生活の道を作っていく必要があります。
しかし離婚後すぐに就職が決まると言うのは難しいでしょうから、収入が断たれる期間がうまれます。
その期間の生活を保障してもらう意味でも、離婚協議書における金銭の授受に関する部分はしっかりと話し合いをし、納得のいく条件を提示してもらったうえで書くようにしましょう。
