離婚して慰謝料がほしい!法テラスで相談できるの?
夫が浮気をしています。
離婚を考えているのですが、浮気を証明するような証拠がありません。
法テラスは無料で法律の相談ができる公的機関だと聞きました。
慰謝料を取るために、法テラスで相談をしようと思っています。
法テラスでは、慰謝料の相談にのってくれるのでしょうか?
法テラスのサポートとは、どんな内容のものなのでしょうか?
法テラスでは、離婚の慰謝料の相談も受け付けています。
まずは、法にまつわるトラブルの法情報や、そのほかの法制度を紹介してくれます。
その後、慰謝料の請求なら、弁護士会などの斡旋をします。
慰謝料の請求に関しては、法律を紹介された時点で、ご自身で浮気の証拠を集めなければなりません。
法テラスのサポートと慰謝料請求の流れについて、お話させていただきます。
法テラスは問題そのものの解決の場ではない
法テラスは、無料で法に関するトラブルの相談にのってくれる、国の公共機関です。
法テラスのサポートとは、問題やトラブルを解決するための「方法」や「手段」について、話し合ってくれるというもの。
法テラスの詳しい説明はこちらのサイトをご覧下さい。⇒
かんたん解説「法テラス」 法テラス|法律を知る 相談窓口を知る 道しるべ
問題について実際にどうするべきかを相談できるところではないとご理解ください。
問題やトラブルを解決するのは、あくまでも、あなたなのです。
慰謝料請求のために知っておきたい法律
配偶者の浮気が原因で離婚することは、民法770条1項1号で「配偶者に不貞な行為があったとき」と、記されています。
不貞な行為とは具体的に、浮気相手と継続的な肉体関係を持つことです。
この法律により、夫婦はお互いに貞操を要求する権利、「貞操請求権」を持つことになります。
貞操請求権を侵害された側は、慰謝料を請求できます。
慰謝料請求には不貞の証拠が必要
法テラスでは以上のような法律の説明をしてから、弁護士会や行政書士会を紹介してくれます。
浮気をした側が、慰謝料請求の内容証明などで納得して、慰謝料を支払ってくれればいいのですが、夫婦関係の破綻などを理由に、慰謝料の請求を拒むこともあります。
内容証明は、法的な効力はないのです。
そこで、弁護士に依頼して慰謝料を確実に請求するためには、確実な「不貞の証拠」が必要になります。
証拠がなければ慰謝料を請求することはできませんので、法テラスでの扱いは難しいと判断されてしまう可能性もでてきます。
不貞の証拠集めは、プロの探偵に依頼することも考えましょう。