通話記録は浮気の証拠になる？
ある日、ふと魔が差して、夫の携帯をチェックした時のことです。
そこには、夫が他の女性と長時間通話している記録が保存されていました。
毎日のように帰りが遅く、子育てすらろくにしない原因がこんな所にあったなんて・・・。私は我が目を疑いました。
相手の女性には、償いとしてきちんと慰謝料を払ってもらおうと考えています。
最悪の場合、離婚に至っても構いません。
証拠として、この通話記録を用いようと思っています。
これは有効なのでしょうか？
通話記録は、残念ながら明確な証拠としては活用できません。
証拠は、揺るぎない明確さがポイントとなります。
個人で判断せず、第三者の専門機関などに頼ってみるとより確実です。
明確な証拠とは
実際に行為を裏付ける確証となるものが有効に働きます。
その点通話記録は、あくまでただ電話をした記録に過ぎません。
裁判の場で突き付けたとしても、相手女性や旦那様に口裏を合わせられることが考えられます。
同じ通話記録でも、どんなことを話していたかがわかるような記録でなければいけません。
落ち着いて、中立な裁判官の立場で考えてみてください
前後の生活や感情論を介さず、客観的に見て浮気の状況が窺えるものを証拠に選びましょう。
たとえば、ご主人が持つ携帯電話の場合、収められている画像などがあれば、それを利用する方が有利と言えます。
男女の関係が窺える姿で写真に収まっている状況は、浮ついた理由以外には考えにくいものがあるからです。
素人考えは危険です
しかし、個人のみで準備を進めても、的確な証拠要素を揃えることは難しいと言ったケースが少なくありません。
より確実性の高い裁判を目指すなら、やはり第三者の調査機関などを利用するとよいでしょう。
そして、探偵などに依頼して手に入れた、実際にホテルから二人で出てくる姿を収めた写真や映像などと併せて提出するといった方法を用いれば、効果的な証拠の一つとして活用できます。
