見つからない盗聴器/やはり専門業者に頼むべき?
就職を機に一人暮らしを始めたのですが・・・最近ちょっと不審に思うことがあります。
家に帰るとすぐに電話が鳴ったり、テレビの画像が頻繁に乱れたりするんです。友達に相談したら盗聴かもしれないと言われました。
自分で盗聴器がないか調べてみましたが、見つかりません。
個人で探すのは無理なのでしょうか。
まだ一人暮らしをされて間もない時期に、そのような不可解なことが起きるのは心配ですね。
ご自宅に盗聴器が仕掛けられていた場合、それを発見するのはご自身でも可能です。
しかし、誰にでも簡単に、とはいかない面もありますのでご紹介しましょう。
自分で調べるには限界がある?
盗聴器には様々な形があり、色々な場所に仕掛けることが出来ます。
たとえば、ぬいぐるみの中や家具の死角などに設置されているものであれば、比較的簡単に見つけられるでしょう。
しかし、コンセントや家電の回路を利用したものになると、専用の機器が必要となる場合がほとんどです。
「受信機」と呼ばれるもので、価格は1万円代から販売されています。
気をつけていただきたいのは、受信機を購入したからと言って、すぐに盗聴器が発見できる訳ではないということです。
電波を探すコツや機械の取扱いに慣れてから、ようやく盗聴器探しが始められると考えておきましょう。
複雑化する盗聴
他にも、個人が盗聴器を探すことへの壁があります。
盗聴の方法が一昔前に比べ増えてきていることです。
一部のコードレス電話や自宅の無線LANは、盗聴の手段として利用することができてしまいます。
そして、ご自身のパソコンも盗聴や盗撮に使われてしまう可能性を秘めているのです。
メールやインターネット経由で感染するウィルスの中には、パソコンのカメラやマイクを自由に操作できる種類が存在します。
このように、高度な知識を必要とする盗聴の存在が、自分自身で盗聴器を探すことのハードルを上げているとも言えます。
自分で無理そうなときは
個人での対応が難しい場合、プロの手を借りることも手段のひとつです。
盗聴器専門の調査会社や探偵社が、発見業務をおこなっています。
また、探偵社の中には盗聴専門のチームを持っているところもあり、最新の盗聴器への対応も可能です。
電波は目に見えません。
それだけに、なかなか結果が出ずやきもきしてしまうこともあります。
ひとりで悩まず、専門家に相談することも考えてみてください。