結婚前の聞き合わせは最近も行いますか?

結婚前の「聞き合わせ」。
現在50代~60代の方は、子どもの頃に見たことがある、またご自分が結婚する前にされたという方も多いでしょう。

最近は個人情報保護が厳しく問われる時代です。
現在でも聞き合わせは行われているのでしょうか?

「聞き合わせ」は評判を実際に聞いて回ること

聞き合わせとは、日本に昔からある風習で、今でも地方によっては残っているところがあるようです。

結婚する男女の両親や親戚が、おもに相手の実家近辺で、どのような家庭環境で育ったか、どんな人物かを評判を聞いて回ります。

聞き合わせを行うほうも身分を明かし、「今度あちらのお嬢さんが結婚されることになって」などということが多いようです。

個人情報の保護という概念もまだなく、ご近所づきあいが濃厚だった時代の名残といえるでしょう。

聞き合わせの現代版とも言うべき「結婚調査」

現在では他人の情報を簡単に人に漏らすこと自体に抵抗がある人も増えましたし、核家族が増えたことによってご近所づきあいも昔ほど親密ではありません。

また、「聞き合わせ」に嫌悪感を抱く人も多いようです。
そのため、昔のような聞き合わせはまれなものになりました。

それでも、「やはり結婚前に相手のことをよく知っておきたい」という人は、興信所や探偵に調査を依頼されます。

「結婚調査」(結婚前調査)と言い、当人や相手に知られずに調査を行います。

結婚調査で今の知識が事実か?がわかる

「結婚調査」では、「相手について知っていることが正しいか」という事実確認から調査が始まります。

さらに要望に応じて、尾行や聞き込みなどにより、相手の職業や職場の経営状態、交友関係、趣味、相手方の家族構成、親戚関係などの調査をします。

中には「婚約中だが、社内で不倫中である」「ギャンブル好きで借金トラブルを抱えたことがある」などの問題が見つかる場合もあります。

お子さんが結婚することになった場合、まず気になるのは「どんな相手か」ということですね。

大切なお子さんのパートナーになる人がどのような背景で大人になったのか、どんな考え方を持っているかなど、気にするべき点はたくさんあります。

しかし、今の時代おおっぴらに「聞き合わせ」を行っては、肝心の当人同士に亀裂が入らないとも限りません。

実際に結婚相手に会って、ひっかかる点があるようなら、「結婚調査」で当人たちに気付かれないように調査を行うのがよいでしょう。

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