競合他社の調べ方
新事業への参入を考えています。
自社事業と競合する会社がどこであるのかを調べ、ライバル社の動向を知りたいと思っているのですが、競合他社のことを調べるにはどのような方法があるのでしょうか。
まずはネット検索等で競合の可能性のある企業をピックアップしましょう。
個々の会社の動向については、登記情報や決算書などの情報に加え、もう一歩突っ込んだ調査が必要です。
まずはネット検索で同業者を調べる
取引先企業の信用状態を調べるといった場合と比べると、競合他社の調査で調べるのは具体的な事業や製品等の情報となります。
まず、その事業を既に行っているライバル社がどこであるのかということを分析しましょう
最も簡単な方法は、インターネットで「○○(事業名) 会社」「○○ 料金」と検索することです。
関連する会社の情報がヒットし、簡単な事業内容がわかります。
地域性の高い事業の場合、地名を加えて検索するのもよいでしょう。
また、業界紙や各種展示会の出展者の資料なども参考になります。
競合する会社がどこなのかを正確に見極める
この場合、まったく同じ事業を行う会社だけが競合するわけではありません。
ハンバーガー店の競合店が牛丼店あるいはお惣菜屋にまで広がるように、顧客のターゲットに重なりがあると思われる企業の分析も必要です。
調べる競合企業がわかったら、より深くその会社の業務を知るための調査に入ります。
その事業の売上や料金設定、実際の顧客層を調べて自社の戦略を見極めていきます。
その会社の商品を利用する顧客が何を望んでいるのか、満足度なども調査できれば最善です。
より深い調査は外部委託も検討する
とくにBtoBの事業の場合、ホームページ等では業務の内容が詳しく書いていないことも多いでしょう。
その場合、問い合わせや資料請求などを行ってみるのもひとつの手です。
実際にコンタクトをとってみることで、表面的には表れないその事業のアピールポイントがつかめることがあります。
さらに深い調査は、自分で行うのには限界があります。
帝国データバンクなどの信用調査会社では、業界のシェアの状況、競合他社の売上高等を調べる市場調査のサービスがあります。
また、探偵事務所では特定の事業に関わる様々な人の行動を調査し、実態をレポートする業務を得意とするところがあります。