確実に浮気慰謝料をもらうために念書は必要？

慰謝料請求にはまず「内容証明」から

慰謝料請求をするのに「念書」を作る方も確かにいらっしゃいますが、浮気の念書の効力はあるの？でもご説明した通り、念書には法的強制力がありません。

念書に署名捺印をしたことで、浮気相手が恐れ、支払う場合もありますが、無視されてしまえばそれまでです。

確実に慰謝料請求をしたいのであれば、行政書士などに依頼し、まずは「内容証明」を作成して送るほうが適しています。

内容証明とは、郵便局が書いた内容を証明してくれる制度のことです。

内容や差出日が証明されているため、今後の法的なやりとりにおける証拠として、有利に働く場合があります。

内容証明も、浮気相手の同意が得られなかったり無視されることはありますが、その対応によっては、裁判にすべきかどうかなどの方針をはっきりさせ行動に移すことができるのです。

内容証明郵便の書き方に関してはこちらのサイトをご覧下さい。
⇒効果的な内容証明郵便の書き方 | 不倫慰謝料請求サポート室

念書は「公正証書」にしておくべき

念書は個人で作成し、個人間で署名捺印についての話をするものなので、どうしても今後問題がないか不安に思ってしまうものです。

念書には法的拘束力もありませんし、行政書士などの公証人に依頼して作成したほうが安心です。

プロに依頼することにより、安全で間違いのない契約を結ぶことが可能になります。

また、何よりも魅力的なのが、公正証書なら慰謝料の支払いなどに問題があった場合に強制執行ができるという点です。

こちらのサイトも合わせてご覧ください。⇒離婚協議書を公正証書にする方法とその書き方

個人で作成する念書と違い費用がかかってしまいますが、浮気相手に約束を守ってもらえない可能性が高い場合は、公正証書にしておけば、後のトラブルを回避しやすくなります。

内容証明、公正証書、それぞれメリットがありますので、浮気相手の態度や支払い能力などを参考にしてケースバイケースでどの書類を用意するかを考えるようにしましょう。