盗聴器発見業者の詐欺行為に注意
盗聴被害者の頼れる味方である「盗聴器発見業者」ですが、なかには詐欺行為を働く悪質な業者もいます。
盗聴器に関する知識は一般にあまり知られていないため、消費者の知識不足に付け入ろうとする悪徳業者が後を絶たないのです。
実力不足の業者を見分ける方法
盗聴器探しは、盗聴器が見つからなくても捜索さえ行えば料金を請求することができます。
この点を利用して探した『フリ』だけを見せ、実際には大した調査を行わない業者があります。
こうした能力のない業者を見分けるには、事前にどんな調査を行うのか、詳しく質問することが有効です。
質問を受けてしどろもどろになったり、はっきりとした説明をしなかったりする業者は要注意です。
盗聴器を見つけたフリをする業者も
盗聴器がなかったにも関わらず、仕掛けられていたフリをして料金を請求する詐欺業者も存在します。
『天井裏を調べる』などといって視界から消え、隠し持っていた盗聴機を取り出して「この盗聴器が仕掛けられていたので、追加料金を請求する」などと伝えてくるのがこうした業者の常套手段です。
対策としては、「自分が十分な知識を持っている」と業者に示すことです。
たとえば、「親戚が電気屋をやっているので、支払いの前にそちらに見せたい」などとカマをかけてみる手もあります。
「このお客は騙せない」と悪質業者が判断すれば、諦めて退散していくでしょう。
また、すべての作業はあなたが見ている前で行うよう、最初から伝えておくのもひとつの方法です。
妙に嫌がるようであれば、怪しんだほうがいいでしょう。
優良業者を選んで依頼するには?
こうした悪質な業者を避けて、信頼できる優良な業者を選ぶにはどうしたらいいのでしょうか?
実は、「悪質業者の見分け方」と「優良業者の選び方」は表裏一体の関係にあります。
「どんな方法で調査するのか?」、「調査に使う機材はどのようなものか?」、「機械に詳しい人を立ち会わせても大丈夫か?」といった質問を、依頼する前の段階で業者にぶつけてみるのです。
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誠実な業者なら、必ず丁寧に説明してくれるでしょう。
悪質な業者に騙されないためには完全に業者任せにせず、「一緒になって盗聴に対処する」という気持ちを持つことが大事なのです。