浮気調査で自宅に盗聴器は犯罪?
私の妻が浮気をしているようなのです。
私が仕事で不在の時に、どうも誰かが来ているようなのですが、妻にそれとなく聞いてみてもはぐらかされてしまいます。
浮気をしてるならしてるで早くはっきりさせてしまいたいので、自宅に盗聴器をしかけて確かめたいと思っています。
ただ、ちょっと気になっているのが、自宅とは言え、無断で盗聴器を仕掛ける事ってもしかして犯罪になったりするかも?ということです。
自宅に盗聴器を仕掛ける事は犯罪なのでしょうか?
ご主人がご自宅に盗聴器を仕掛ける行為自体は、即それが犯罪と言うことはありません。
しかしその行為は、目的が奥様の浮気の確認です。
万人が受け入れてくれることではないことはご理解出来ると思います。
と言うことは、もし今後奥様の浮気を盗聴によって確認できたとしても、その後の離婚裁判の際に、有利になる行為とは到底言えないのです。
盗聴と言う行為の犯罪性
盗聴に対しての刑法は遅れていると言わざるを得ません。
盗聴をしたとしても刑法上の犯罪で取り締まるとなると、盗聴器を仕掛ける際の不法侵入位しか出来ないため、ご主人のようにご自宅と言う場合は、罪に問われることはほぼないと言えます。
盗聴が離婚裁判に与える問題
しかし、その盗聴によって浮気の証拠を掴み、離婚裁判に持ち込んだとします
その時に、盗聴行為が問題となり純粋な離婚裁判にならない可能性が高くなってしまいます。
それは盗聴行為がプライバシーの侵害になる、実はストーカー行為を受けていたなどと、指摘され反撃を受けるだけでなく、慰謝料の請求など離婚条件が不利になってしまうことも十分考えられるからです。
自分で証拠を集める危険
ご主人ご自身で証拠を集めたいという気持ちも理解できます。
しかし、一般の人が自分で盗聴などによって証拠を集めることは離婚裁判の際に不利になる危険もあるのです。
その危険を回避して証拠を集めるためには、やはり探偵などの専門家にお願いしたり、アドバイスを受けることが大事なのではないかと思います。