浮気をやめさせる不倫の念書とは?
夫が何度言っても浮気をやめてくれません。
もう夫にはなんの期待もできないので、相手に浮気をやめてもらうように言おうと思っています。
こういったときには浮気相手に「念書」を書かせるといいと聞きますが、念書とはどんなものですか?
浮気相手に念書を書かせるのは確かに有効な手段です。
ただし、念書には法的拘束力がないため、注意が必要です。
念書の性質をしっかりと理解した上で、正しい内容の記載をするようにしましょう。
法的に有効な内容と順序で作成されていれば、法律上の文章であることに違いはありません。
「念書」に法的な拘束力はない
内容としては、「もう二度と夫とは会わないし連絡も取り合わない」という記載と、「それが守られなかったときには慰謝料として○○万円を支払う」とでも書いてあれば十分です。
不倫相手に書かせる念書は、インターネットで調べればテンプレートがあり、簡単に自分で作成することができます。
念書に関しての書式・文例などはこちらのサイトをご覧下さい。
⇒浮気をしない旨の念書文例/例文と書き方
書いた後、裁判所には認めてもらうだけ
念書が法律上有効な文章であれば、あとは裁判所に認めてもらうだけです。
書かせた念書はそのまま証拠として裁判所に提出することができます。
しかしながら、念書は法律上有効な文章になり得ますが、「法的拘束力」はありませんので注意が必要です。
守られなかった場合には、裁判手続きも視野にいれる必要があります。
双方の合意による「示談書」のほうがよい場合も
法的拘束力がないとはいえ、相手への一旦の誓約とその後の裁判手続きを見越して、念書を書かせることは非常に有効であるといえます。
作成に自信がないようであれば、行政書士や弁護士といった専門家に相談をするのもいいかもしれません。
状況によっては念書ではなく、「示談書」を勧められることもあります。
示談書は念書とは違い、双方の合意をもとに作成する契約書です。
より細かい内容が記載され、紛争を裁判によらず当事者間で解決するために作成されます。
しかしながら、示談書にも法的拘束力はありませんので、反古があった際に行きつくのは裁判手続きだということを覚えておきましょう。