旦那の浮気相手に手切れ金を支払う必要はある？

浮気相手が旦那さんとの関係をきっぱりと終わらせるために、浮気相手が「手切れ金」を要求する事例は珍しくありません。

ドラマなどでは「このお金で手を打って欲しい」などという台詞と共に登場する「手切れ金」ですが、実際に手切れ金に関するトラブルは発生しているのです。

では、この「手切れ金」についてご説明します。

「手切れ金」は「お金で解決する」ためのお金

「手切れ金」は率直に言えば、男女の別れにけじめをつけることを目的として「お金で解決する」ためのお金です。

単純に別れるというだけで請求されるとは限らず、ケースによって色々な理由があります。

主に慰謝料として請求されるのは、別れによって精神的な苦痛を与えられた場合です。

他にも、夫が大胆にも浮気相手との半同棲をするためにマンションなどを借りている場合など、引越し資金が必要になり、経済面としての手切れ金の請求をされることもあります。

手切れ金はこのように、別れによって生じるトラブルをお金で解決するために必要になることもあるものだと認識しておけばよいでしょう。

手切れ金を払う必要はまったくない

しかし、旦那さんが浮気をし、浮気相手も妻であるあなたの存在を知りながら関係を続けたのであれば、二人とも加害者で、被害者はあなた以外にいません。

むしろ、被害者であるあなたが旦那さんと浮気相手に対して慰謝料請求ができるのです。

確かに実際に手切れ金を払って、完全に関係を終わらせるケースもありますが、被害者のはずのあなた側が払うのは本来おかしな話です。

あなたはあなたが間違っていないことを証明するためにも、法律に則った正しい手順で浮気相手に非を認めさせましょう。

まずは旦那さんに事実確認をし、慰謝料を請求できる側なのか、請求される恐れがある側なのかをはっきりさせる必要があります。

そこから自分がどう対処すべきなのか、的確な判断をしていきましょう。