探偵Q&A/調査の成功率はどれくらい?

探偵に調査をお願いしたいことがあるのですが、安易に頼んで失敗するのは避けたいので、調査の成功率の高いところに頼みたいと思っています。

探偵にも失敗することはあると思いますが、調査の成功率はどれくらいなのでしょうか?

成功率というのはあやふやな概念です。

探偵の仕事は事実を客観的につかみ、証拠とともに報告すること。
なにをもって「成功」とするかということは主観的なものです。
成功率は100%にはなりえませんが、より真実に迫ることができるかが探偵の能力です。

人によって「成功」の捉え方は異なる

調査依頼する方にとって、その調査によって自身の悩みが晴れ、今後の生活を前向きに生きられるようになれば、最高の結果でしょう。

しかし、なにをもって調査が成功したといえるのか、成功率は何%かというのは難しい問題です。

探偵の仕事は、事実を客観的に調査、報告することであり、依頼者が出して欲しい結果を出すことではありません。

成功であるか否かは、依頼者の主観が入ります。
調査結果が依頼者にとって不満であっても、探偵にとっては成功ということもあるでしょう。

あなたにとっての「成功」はなにか

たとえば、不倫の慰謝料を取りたい、と考えている人に「不倫しているのは間違いない」という報告をすれば成功しているように見えます。
しかし、調査がずさんであればのちのち問題が発生してしまいます。

また、調査の結果「浮気の事実はなかった」という報告書を出した場合、探偵にとっては成功事例ですが、依頼者には不満があるかもしれませんし、実際に調査結果がまぎれもない真実とは限りません。

人探しなどであれば、その人の居場所の特定が成功事例となりますから、割と分かりやすいといえます。

しかし、依頼者が持ち込んだ手がかりによって、調査の難易度は大きく変わるので、不可能なことも当然あります。

自己申告の「成功率」を気にする前に

業者の中には「成功率100%」「99%超の成功率」といった謳い文句も見られます。

根拠が不明であり、誇大広告と批判されても仕方ないのではないでしょうか。
「成功率」なのか、あるいは「満足度」なのか。
これによっても判断を変えなければなりません。

依頼者としては、探偵に、調査の目的はなんなのかということをしっかり伝え、そしてその目的達成の確率を上げるために、手がかりの提供など自分でできることを考えることが必要です。

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