探偵Q&A／詐欺被害を回避するには？
探偵に調査をお願いしたいことがあり、ネットで調べているのですが、探偵を名乗ってお金をだまし取る詐欺事件が起こっているようです。
このような業者に引っかからないようにするには、どのような点に気をつければいいのでしょうか。
詐欺の被害に遭わないためには、まずその業者が「本当に探偵なのか」を調べる必要があります。
その際は警察が公表する探偵業者の情報が役に立ちます。
最も重要なのは、その業者に事前相談する際、調査方針や手法、料金をしっかりと聞き取ることです。
まずは架空業者ではないかを調べる
探偵詐欺の事例では、探偵業の実態のない業者が「あなたの問題を解決します」と近づき、料金を支払わせ、そのまま持ち逃げしてしまうというものがあります。
まず調べるべきことは、その業者に探偵業としての実態があるかどうか。
事務所名、代表者名などが架空のものではない、ということを調べましょう。
その点では、大手の探偵社であればとりあえず最低限の安心感はあるといえます。
探偵業を行うためには警察への届出が必要です。
探偵業として登録している業者であれば、営業所に「探偵業届出証明書」が掲示しているはずですので、確かめておきましょう。
調査内容・料金を事前相談で明らかにする
探偵業の届出はあったとしても完璧ではありません。
ずさんな調査を行ったり、あるいは全く調査を行わず、虚偽の報告書を作るなどの詐欺は、表面化するまでに時間がかかります。
警察への届出が、信頼性がある業者だと見せかける「かくれみの」として機能してしまっていることがあるのです。
そこで意外と役立つのが、ネット上の評判です。
ネット情報は不確かな面が確かにありますが、悪質な業者、代表者の名前で検索を行うと、早い段階で話題になっていることも多いものです。
そして、最も大切なことは、契約前にしっかり業者から情報提供を受けることです。
調査の方針、調査を行う人員、追加料金を含む料金総額について遠慮なく質問しましょう。
そのような説明をせず、契約だけを急ぐ業者は危険です。
少しでも不審な点がある場合は契約を行わない、という強い姿勢も大切だということを忘れないでください。
