探偵の人探し成功率は?
知人や友人、肉親などが行方不明になったら、まずは警察に相談しましょう。
多くの場合「捜索願」を提出することになります。
しかし、捜索願を出したからひとまず安心、というわけにはいきません。
「一般家出人」と「特異家出人」とは
警察の分類では、行方不明者を「一般家出人」と「特異家出人」に分けています。
「特異家出人」とは、行方不明のなかでも事件に巻き込まれた可能性が高いものや、幼児や高齢者など自分から家出をすることが考えにくい人々が当てはまります。
これらの場合は警察が早期に捜査・捜索に乗り出しますが、「一般家出人」の場合はそうではありません。
警察が行う通常業務の中で捜索が行われるのみであり、決して積極的に捜索する・集中的に捜索する、というわけではないのです。
全国平均は非常に高い
自分の探している相手が一般家出人だった場合、警察の捜索はあまり期待できません。
そのような中、活躍しているのが探偵です。
はっきりとした統計はありませんが、探偵が行う人探しの発見率は、全国平均で約90%近いと分析する人もいます。
様々なことがらに限られた人員で対応する警察に比べると、ひとつの依頼に対し少なくとも一人以上の担当がつく探偵ならではといえます。
しかし、100%の成功率ではないということを理解しておきましょう。
探偵社の中にはほぼ100%近い成功率を掲げているものもありますが、人探しに絶対がない以上、そのような高すぎる数値にも注意が必要です。
行動のタイミングが成功率を変える
警察庁の発表によると、平成24年度の行方不明者数は81,111人です。
このうち、生きて発見された人の数は30,238人。
残りの5万人は死亡していたか、自分で帰宅した人たちです。
ほとんどの場合、行方が分からなくなってからの時間が経てば立つほど、発見数は下がっています。
警察であれ、探偵であれ、発見の成功率を左右するのが早めの行動であることは間違いありません。
「行方不明になった人がいるけれど警察が動いてくれない」という場合は、出来る限り早期に探偵へ相談してみることをおすすめします。