採用調査を探偵に依頼する
探偵・興信所に求職者に関する採用調査を依頼する会社にとって、最も気になる点の一つが調査内容と費用、つまりコストパフォーマンスでしょう。
探偵事務所、興信所などで行われる調査の手法、料金設定を含め、あらゆる情報を得てから利用を検討したいところです。
調査内容によって異なるコスト
探偵・興信所が行う採用調査には、いくつかの手法があり、それが費用や調査期間にも影響します。
調査で主に行われるのは、前の勤務先や周辺の人物への聞き取りです。
ある程度決まった相手への電話調査を行うことで有益な情報が得られる案件であれば、期間は短く、料金も安くなります。
一方、産業スパイ行為の割り出しや、反社会的勢力との人間的なつながりなど、その人の行動を現地で尾行、張り込みなどによってつかむ必要がある調査もあります。
このような調査は、1日がかりで調査員が稼動をしても「成果なし」ということもありえます。
調査期間、費用は高くならざるを得ません。
調査対象者数or稼働時間で価格設定
ある程度定形化した調査項目について、電話調査や名簿情報などを使い、数日で調査結果を出す採用調査は「一人○円」という定額タイプの料金設定が多いようです。
相場としては一件5万円程度とみてよいでしょう。
一方、詳細な人物調査が必要なものについては、調査項目と手法を相談により明確化した上で調査を開始します。
料金設定は、調査員が数時間稼働していくら、という形になります。
目安としては、調査員1人、数時間につき3万円~5万円といったところでしょう。
調査内容をはっきりさせてコスト計算を
採用調査を検討している人が考えるべきことは、まず何を調べたいのか、ということです。
会社の実情により、数名まとめて簡易な調査で最低限の情報を得たい、という場合、また、役員や重要ポストの人物の行動について、費用と時間をかけて調査すべきだと判断する場合があるでしょう。
すべての求職者について詳細な調査を行うことは、現実的とは言い難いものがあります。
探偵・興信所による採用調査を検討する際は、本当に外部委託による採用調査が必要なのか、ということを含め、調査依頼先、また利用するサービスについて、事前相談を行った上で選定することが必要になります。