捜索願を出すと何日で見つかるの?
私には成人した息子が1人います。
先日その息子が家出をしてしまいました。
連絡も取ることができず、毎日とても心配しています。
警察に捜索願を出してから数日が経過しているのですが、なんの連絡もきません。
もしかしたら捜索に苦戦をしているのではないかと思い、さらに心配になっています。
捜索願を出すと大体何日くらいで見つかることが多いのでしょうか?
家出されてしまっただけでも心配なのに、それが何日も続くとなっては本当にお辛いですね。
さて、今回のケースですが、警察ではこれといって捜索がされていない可能性が強いです。
苦戦をしているというよりは、ただ情報を待っている状況であるといえます。
警察の一般家出人への対応
捜索願が出されると、警察は事情を整理したあとに「一般家出人」と「特異家出人」に分類します。
今回の場合は、一般家出人として処理されている可能性が非常に強いです。
「一般家出人」とは、自らの意思で家出をすることができる者や、事件性がないと警察側が判断をした場合に分類されます。
一般家出人に分類されてしまうと、警察庁が管理する家出人データベースに登録されるのみで、特別に捜査本部が組まれたり、公開捜査を行ったりといったことはされません。
7日以内が多いが、2年以上で解決したケースも
平成24年中に警察で受理された81,111件の捜索願のうち、家出人の所在確認ができた件数が79,730件です。
そのうち、受理当日に見つかった件数が26,669件、2日~7日の間に見つかった件数が28,954件と全体の半数程を占めています。
残りは下記のとおりです。
- 8~14日 4,134件
- 15日~1ヶ月 3,580件
- 1ヶ月~3ヶ月 4,350件
- 3ヶ月~6ヶ月 2,137件
- 6ヶ月~1年 2,553件
- 1年~2年 2,178件
- 2年以上 5,175件
このように、8日目以降は確認件数が一気に減り、発見までにかかる日数として一番多いのが受理当日~7日の間となっていることが非常によくわかります。
データとしては上記のようになっていますが、すでに捜索願から7日間以上経過しているからといって、まったく家出人が確認されていないわけではありません。
特に成人による家出の場合は、7日程度で問題が解決されないことも多いのです。
もっと積極的に捜索したいと考えるのであれば、探偵や興信所に人探しを依頼してみるという手段もあります。