捜索願を出しても見つからないことはあるの?

成人している息子が家出をしてしまい、連絡も取ることができません。
警察に捜索願を出して数日経っているのですが、未だに見つかりません。

警察は本当に捜索をしてくれているのでしょうか?
怠っているのではないかと不安になっています。

また、警察に捜索願を出したにも関わらず見つからないなんてことはあるのでしょうか?

すでに成人しているとはいえ、息子様と連絡も取ることができないのは心配ですね。
おっしゃるように警察では十分な捜索がされていない可能性が強いです。

さらに、捜索願を出したからといって必ず見つかるわけではないのです。
しかし、頼れるのは警察だけではありません。

警察にはあまり期待できない

成人している方の家出の多くは、何かしら現状に不満があり、家に帰りたくない理由があることがほとんどです。

こういった場合、警察は一般家出人としての対応しかしてくれません。
一般家出人というのは、自らの意思で家出をしている可能性のある者をいいます。

自らの意思で家出ができないにも関わらず行方をくらましているような者(子どもや介護が必要な高齢者など)への対応とは違い、警察は事件性や緊急性がないと判断し、積極的に捜査をしてくれないのです。

家出人捜索に必ずという言葉はない

捜索願を出したからといって必ず見つかるわけではありません。

少し心配をあおるようになってしまいましたが、捜索願を出したことによって発見の可能性が高まっていることには間違いありません。

さらに発見の可能性を高めるためには、探偵に依頼するといった方法もあります。

探偵は警察が取り扱わない人探しも行う

警察という機関は、刑事事件については取り扱いますが民事事件は取り扱っていません。
しかし、探偵は警察が捜査してくれない民事事件の捜査も行っています。

警察のような行政機関ではないので公権力はありませんが、警察署を通じて公安委員会から捜査に関する届出をしていて、捜査をすること自体に違法性はありません。

さらに、探偵には独自の情報網もありますので、家出人を発見する可能性をぐっと高めてくれます。

捜索願は必ず出すべきですが、警察に捜索願を出しても発見できる可能性は低い、という覚悟が必要です。

その上で、探偵など別の手段を取ることにより、発見の可能性を高めていきましょう。
さまざまな方面に手を尽くすことで、多くの情報が集まります。

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