戸籍附票の取り方

『戸籍附票』と聞いても、一般の方にはあまり馴染みはないかと思います。
戸籍附票とは、『住所の履歴』が記載された公文書です。

現在、本籍地とは異なる場所で生活している人も少なくないと思いますが、こうした「本籍地と住所が異なる状況」に対応するために生まれたのが戸籍附票です。

戸籍謄本は、本籍地が記載されている戸籍謄本と住所が記載されている住民票を繋ぐ公文書だと言えるのです。

戸籍附票を入手するには?

戸籍附票は、戸籍謄本と同じ方法で市区町村役場から入手することができます。
請求手数料は200円で、本人、もしくは本人から委任された代理人だけが請求することができます。

郵送で送ってもらうこともできるので、本籍地から離れたところにいても請求することが可能です。

戸籍附票から得られる情報

戸籍附票には以下の情報が記載されています。

  • 氏名
  • 本籍地
  • 住所
  • 住所を定めた日

同じ戸籍に記載されている家族(配偶者と子ども)それぞれについて記載されているのです。
「住所」と「住所を定めた日」については、住所を移すたびに新しい住所が記載されていきますが、元の住所の情報も残ります。

戸籍附票を人探しに活用するには?

戸籍附票それだけでもいくらかの情報は得ることができますが、他の情報源と併用することでさらに人探しが楽になります。
元々、戸籍附票の役割は戸籍謄本と住民票を繋ぐこと。

「戸籍謄本に記載されている本籍地を訪ねたが、住んでいる形跡がない」、「住民票に記載されている住所に郵送しても届かない」といったときは、戸籍附票の出番です。

本籍地と住所、それぞれをあたることで目的の人を探し当てられる確率がアップするのです。
特に本籍地とされている場所の周辺には、家族ぐるみで付き合っていた人や、馴染みのある親族が住んでいるかもしれません。

注意点としては、戸籍謄本や住民票と同様、近しい関係にある人のもの以外手に入れるのが困難だということ。
活用できる状況は限られますが、戸籍附票も有効に活用すれば人探しの役に立つものなのです。

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