思春期の家出。帰ってきた時の対応は?

息子が家出してしばらく帰ってきません。
メールで連絡を取ることはできていて、「いずれ帰る」とは言っているのですが信用できません。

こういう場合は探して連れ戻すべきなのでしょうか?
また、帰ってきた時はどう接するべきなのでしょうか?

本人と連絡を取ることができ、帰ってくる意志が確認できる、また衣食住の確保等について明確な答えがあるのであれば、ひとまず心配はありません。

帰ってきたときは、頭ごなしに叱るのではなく、受け入れる姿勢を見せることが大切です。

電話・メールで聞くべきこと・衣食住について

思春期の家出に関しては、連絡が取れているのであればそれほど心配することはありません。
ただし、お金もなく、泊まるあてもないのに外泊を続けている場合は注意が必要です。

衣食住の確保をどうしているのか質問したとき、返答が曖昧、あるいは誤魔化して答えない場合は、犯罪に関わっている可能性も否定できません。
不安な点があるのであれば、何らかの方法で探すことも視野に入れるべきでしょう。

子どもが帰ってきたら「心配をかけた点」を叱る

家出した息子さんが自分の意志で帰ってきた場合、叱ることは悪いことではありませんが、やみくもに怒鳴ったり、外出禁止令などペナルティを与えるのは良くありません。

大切なことは叱るポイントを明確にし、基本は受け入れ姿勢でいるということです。
叱るのは、「安否を心配していた」「不安だった」という気持ちを伝えるためです。

家出した息子さんも、あなたに心配をかけていることは分かっています。

「心配していた」と叱られることは、自分を気にかけてくれていたということを再確認できるので、子どもにとって必要なことでもあります。

家出は大人になるための過程である

思春期は体も心も大人になろうと変化している時期です。

不安定な時期であるがゆえに反抗的な態度を取ったり、外見を変えたり、家出したりするのであって、いわば家出は大人になるために必要な過程です。

親御さんから見れば子どもにしか見えなくても、本人は大人になろうと真剣なのです。
その意志を尊重し、大人として快く子どもを受け入れてあげましょう。

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