帝国データバンクの信用調査について
大口の取引や提携をする場合相手先の会社に財務的な信頼があるか、業績が伸びているか否かなど企業の正確な信用情報を知る必要があります。
信頼性の低い会社と取引をしたことで貸し倒れなどが発生し、自社の存続の危機に陥ることもあります。
「株式会社帝国データバンク」は、このような場合に対象となる企業の信頼を調査する民間の調査会社です。
以下詳しく説明します。
全国の企業の情報を蓄積する帝国データバンク
帝国データバンク(TDB)は、国内最大手の信用調査会社。
新たな取引を検討している会社や投資先の信頼性を調べる上で、非常に役立つ存在です。
取引先の破たんなどによる損害を出さないために有用な情報を提供してくれます。
同社が調査する内容としては、主に業歴・資本構成・規模・損益・資金現況・代表者・企業活力などがあります。
「会社が存在しているか」といった基本的な部分から、決算公告などの財務、市場における位置づけまで、取引において活かせる情報が蓄積されています。
まずは企業サーチで検索、会社情報を取得
まず、ホームページに設置される「TDB企業サーチ」ページで検索を行うとよいでしょう。
調べたい取引先の企業名・住所・フリーワードで検索することができます。
検索がヒットした会社は、同社のデータベースに情報がある会社であることがわかります。
そして、別途490円を支払うことにより、「TDB会社情報」と呼ばれる独自の詳細情報も閲覧が可能となります。
1社ごとに情報が取得できるため、会社の下調べはじめの一歩として利用しやすいサービスといえます。
さらに詳細な情報を得るには企業信用調査
さらに詳しい情報が必要な場合、指定した企業について同社の調査員がより詳細に調査する企業信用調査の利用を検討しましょう。
企業信用調査は同社に蓄積されるデータに加えて、改めて調査員が現地での聞き取り等により調査対象企業の情報を収集します。
決算書等の定量情報に加え業界情報、経営者個人の情報などの定性情報を加えその会社の現況をレポートします。
帝国データバンクの企業信用調査を依頼するには、同社の調査会員になることが必要です。
こちらのサイトも合わせてご覧ください ⇒ 帝国データバンク企業情報
調査会員になると、1枚につき1社の企業信用調査ができる「調査問合票」が発行されます。
調査会員の加盟料は、最小のもので、調査問合票5枚発行で12万円。
最大、調査問合票150枚発行で225万円となっています。