市役所で人探しできる?
人探しをしようと思っています。
人の情報が管理されている場所といえば市役所ではないかと思っていまするのですが、人探しの際市役所でどのような手がかりが見つかるでしょうか。
また、どこの市役所のどの部署へ行けば良いのか教えてください。
市役所で見つかる可能性のある情報は、戸籍の情報です。
家族・親族、住民登録などを調べることができます。
ただし、これらを請求するためには条件があり、探したい人があなたにとってどのような関係の人なのかによって、調べられることが大きく変わります。
戸籍にはその人の情報が詰まっている
私たちは生活上様々な届けを市区町村役場に出しています。
市役所には住民の個人情報が大量に管理されていることになります。
その中で、人探しに重要なものが戸籍と住民登録です。
戸籍は、その人の本籍地の市役所の戸籍課に請求できます。
また、本籍地が変わっている場合は、すでに本籍地ではない地区の市役所で「除籍謄本」を請求すれば、どこに本籍地を移したのかを調べることができます。
また、戸籍の「附票」には住民登録についても記載されています。
こちらのサイトも合わせてご覧ください。⇒ 戸籍の附票とは
引越しをした際に転出届が提出されている場合は、住所の変遷も戸籍情報から調べることができるのです。
戸籍情報を請求できる人は限られている
しかし、これらは誰でも請求できるわけではありません。
とくに最近は、個人情報保護が重視されるようになり、厳格化の傾向があります。
大きく分けて、戸籍の請求ができる人は以下の3つに分けられます。
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戸籍の名欄に記載のある人等
本人、あるいは同一戸籍に記載のある妻ら。
また、父母や祖父母、子や孫等も請求が可能です。 -
第三者請求
その人の債権者など、自己の権利を行使、または義務を履行するために必要な場合は戸籍を請求することができます。
この場合、本人との関係がわかる資料などが必要です。 -
職務上請求
弁護士・司法書士・税理士・行政書士らが職務上の業務を遂行するために必要がある場合に請求できます。
つまり、単に「昔の友達を探したい」とか「あの人の素性を知りたい」といった理由でこれらの情報を開示させることはできません。
人探しはその人と自分がどのような関係にあるのか、ということで難易度が大きく変わるのです。