実はこわい盗聴/被害例まとめ
盗聴といっても、具体的にどんな被害があるのかいまいち実感がわきません。
会話を盗み聞きされる程度であれば、もしされていたとしてもなかなか気が付かないと思います。
盗聴には、会話を聞かれる以上の実害はあるのでしょうか?
実際にあった盗聴の被害例や事件について教えてください。
目には見えないことから、盗聴の被害を想像することは難しいかもしれません。
しかし、わかりにくいということと、実害があるかどうかは別の問題。
盗聴をそのままにしておくと、別の犯罪に発展してしまう危険性があるのです。
盗聴から生まれるストーカー被害
ある女性が実際に体験した盗聴による被害例をご紹介します。
その女性は、相次いで自宅にかかってくる嫌がらせの電話に悩まされていました。
電話の相手は一部の人しか知らないはずのことも知っており、盗聴を疑った女性は探偵に相談をすることにしたのです。
部屋の中を調べてもらうと、コンセントから盗聴器を発見。
後日の調査により、以前知り合った男性が犯人であったことが判明しました。
このように、盗聴を放置していると、嫌がらせの電話やつきまといなど、より悪質な犯罪に発展してしまうのです。
盗聴の危険はどこにでも潜んでいる
「自分が盗聴されるわけがない」と油断してはいけません。
アメリカでは、たった11人の容疑者が、盗聴によって4000万人もの個人情報を盗み出した事件がありました。
犯人グループが用いたのは、『ウォードライビング』という手法。
ウォー・ドライビングに関して詳しく説明しているサイト。 ⇒
セキュリティ情報
インターネットのために利用する無線LANのうち、セキュリティのかかっていないものを見つけて侵入し、そこからキャッシュカードの番号など、個人情報を見つけだすという手口です。
盗聴器を車に載せ、街中を走り回ってターゲットを探すことから被害は増加。
「インターネットを利用している人なら、誰でも被害者になりうる」危険な状況が起きていたのです。
盗聴器の中には、ある程度離れた場所を盗聴できるものもあります。
「いつどこで、誰が狙われていてもおかしくない・・・」
盗聴について考える時は、常にこのことを忘れてはならないのです。