学校で起きているいじめの証拠を掴むには?
小学5年生の息子が、学校でいじめられているような気がします。
やたらと服を汚して帰ってきたり、教科書や持ち物がなくなったりしているので、ほぼ間違いないと思います・・・。
息子に聞いても何も言わないのですが、親がいじめの証拠をとる方法はありますか?
それはご心配でしょう。
学校で起きていることについては、たとえ親であっても外部の人間にはなかなか見えにくいものです。
さぞ歯がゆい思いをされていることでしょうが、こういう時こそ落ち着いて、しっかり対処していきましょう。
家庭で見られるいじめのサイン
お子さんに以下のような兆候が見られる場合は、学校でいじめられているかもしれません。
いじめのサインは他にもたくさんあります。
「普段と様子が違うな」と感じたら、よく観察してあげてください。
- 学校に出かけるときに憂うつそうな顔をする
- 学校の出来事を話さなくなる
- 親と顔を合わせようとしない
- 外に遊びに出なくなる
- 頻繁に服が汚れたり、破れたりしている
- 物をよく失くす
- 擦り傷や打撲がある
子どもは親に言いたがらない
「いじめを受けている」という事実を隠したがる子どもは少なくありません。
心配させたくない、かっこ悪くて言えない、ばれたらいじめが悪化するかもしれない、など理由はさまざまです。
こども相談窓口 ⇒ ひとりで悩まず、勇気をもって相談しませんか?
こどもの相談窓口は、君の味方です。
そういった場合は無理に聞き出そうとはせず、話そうとするまで待ちましょう。
ただし、親に話した時点でかなり追い詰められている場合もありますので、注意が必要です。
いじめの証拠をつかむには
「おかしいな?」と思ったときには、日記やノートなどに記録をとっておくとよいでしょう。
また、壊されたものや汚されたものについては、できるならば発見した日付を記録して実物をそのまま保管します。
難しければ写真を撮っておくだけでも構いません。
また、現場にいたと思われる目撃者(同級生など)がわかれば、名前を控えておきましょう。
たとえ証拠を掴んだとしても、話を進めるのは当事者である子どもの了解を得てからです。
子どもは何よりも「今のいじめがエスカレートするのではないか」ということを恐れています。
「何があっても守ってあげる」「お母さんは絶対にあなたの味方だからね」ということを繰り返し伝え、「話していいんだ」「自分は見捨てられていないんだ」とお子さんを安心させてあげることを心がけましょう。