子どもの不登校の理由が知りたい
子どもが学校に行きたがらず、歩いて10分の距離を登校するのに1時間かかる。
無理に行かせようとすると腹痛や頭痛を訴えるが、病院に連れて行ってもおかしいところはない───これは、いわゆる「不登校」の入り口とも言える状態です。
親としては非常に心が痛みますが、子ども自身にもその原因がわからないことも多く、根が深い問題と言えるでしょう。
不登校になる原因はさまざまです
不登校になる原因は子どもによってさまざまです。
学校に行きたくないのだから学校に原因がある、と考えがちですが、家庭の中に原因がある場合も多いのです。
- いじめられているなど友人との関係の悪化
- 先生との相性が悪い
- 学業不振(授業についていけず、授業そのものが苦痛になる)
- 両親が離婚した、親がリストラにあったなど、家庭環境の変化
- 家庭内不和
- 親との関係悪化(教育ママである、父親の期待に応えなければというプレッシャーなど)
- 母子分離不安(小学校低学年に多い)
いじめられている?と感じるとき確認すべきこと
子どもが「学校に行きたくない」と口にするときは、いじめられているなど、行きたくない理由がはっきりしている場合が多いようです。
また、物をよく失くす、洋服が破れたり汚れたりしているなど、いじめの兆候が見られるようなら、まずは事実確認をしてみましょう。
最近では、興信所や探偵にいじめの調査を依頼する事例も増えています。
「いじめられている」ということを、親には隠したがる子どもも少なくありません。
探偵なら誰にも気づかれずに調査することが可能です。
まわりに上手に協力を仰ぎましょう
子どもが不登校になった場合、解決のサポートをしてくれる施設がたくさんあります。
教育委員会が設置する相談窓口をはじめ、民間が経営する専門のカウンセリング施設を利用するのもいい方法です。
また、おもに不登校の子どもが通う場として、フリースクールの存在も忘れてはなりません。
不登校サポートナビ ⇒ フリースクールって?
自分たちだけで解決しようとせず、まわりに協力を仰ぐことが大切です。
たとえば、いじめが判明したとしても、不登校の原因はそれだけとは限りません。
他にもさまざまなことが重なって子どもの体が悲鳴をあげ、「学校に行きたいのに行けない」「体が動かない」という不登校の形になって表れることもあるのです。
子どもとしっかり向き合いながら根本的な原因を探り、気長に解決をめざしましょう。