嫌がらせメールは犯罪ですか?
知らないアドレスから、頻繁にメールが届くようになりました。
内容は「嫌がらせ」としか思えないものです。
送るのをやめるよう返信してもかまわずですし、無視をしていると逆にメールを増やしてきます。
あまりメール設定などに詳しくなく、自分でできることがわかりません。
どうすればいいでしょうか?
嫌がらせメールは犯罪ではないのでしょうか?
いつも同じアドレスから来る嫌がらせメールであれば、まずご自身でできる嫌がらせメール対策をしてみましょう。
その後まだ嫌がらせメールが続くようであれば、しかるべき対応が必要です。
執拗な嫌がらせメールはれっきとした犯罪です。
程度によっては、警察への相談も考えましょう。
嫌がらせメールも犯罪になりうる
嫌がらせメールは、それ自体は犯罪だとは言えません。
しかし、「何度も」「執拗に」同じ人物にメールを送る場合には、これにより精神的なダメージを受けたことによる「傷害罪」、脅すような内容があれば「脅迫罪」などが適用されます。
好意を寄せるような内容があれば、「ストーカー規制法」により規制されるストーカー行為に当てはまります。
犯罪として立件してもらうには証拠が必要になりますので、メールは証拠として保存しておきましょう。
内容を自分のこととして受け取る必要はありません。
相手の言うことを真に受ける必要は一切ないのです。
自分でも嫌がらせメール対策はできる
設定方法は各携帯会社で異なりますが、携帯では必ず「受信拒否設定」をすることができます。まずは受信拒否をし、様子を見ましょう。
それでもアドレスを変えてメールを送ってくるようであれば、あなたのメールアドレスを変えることを考えるべきです。
ただ、何度も受信拒否をして被害がメールのみ(電話や手紙での嫌がらせがない)ということであれば、相手はあくまでも「あなたに関して持っている情報がメールアドレスだけである」ということの証明になります。
こうなれば、安心してメールアドレスを変更できます。
嫌がらせメールは一切送られてこないはずです。
受信拒否だけで済めばアドレスを変更する必要はありませんが、どこかの登録サイトからアドレスが漏れた可能性もありますので、できれば変えたほうが安全でしょう。
それでもメールが続いたり、メール以外の嫌がらせに発展した場合には、危険性の高いストーカーとして警戒する必要があります。
警察の協力を仰ぐべきだと考えられます。