妻の浮気で我慢の限界。離婚したい！
妻は今までに数回の浮気をしており、今回は自分の同僚と浮気をしていました。
これまで何とか我慢をしてきましたが、今度という今度は我慢の限界です。
離婚をしたいと思っています。
妻に離婚を持ちかけましたが、妻は専業主婦であり浮気後の生活が苦しくなると困るため離婚に応じてくれません。
何とか離婚する方法はないでしょうか。
離婚の理由が奥様の浮気であり、浮気は法廷離婚事由にあたります。
したがって、法的手段によって離婚を成立させることが可能です。
浮気をされたら必ず離婚できる
今回の事案では、ご主人が離婚したいと主張しているにもかかわらず、奥様が一身上の都合で離婚に応じないというものです。
このような奥様のことですから、協議離婚はまず不可能であり、家庭裁判所に離婚調停を申し立てて離婚すべきことが決まっても、なお離婚に応じない可能性があります。
そのようなときには、裁判という最終手段に訴える必要があります。
裁判へ移行すると、離婚を認めるに足る理由（法定離婚事由）であるかどうかが審理されます。
法廷離婚事由にあたるもののひとつには、「相手に不貞行為があった場合」と明記されています。
したがって、奥様が浮気をした事実がある以上は離婚を免れることは不可能であり、確実に離婚することが可能です。
慰謝料をとりましょう
ご主人は「今度ばかりは許せない」と思っているとのことですから、慰謝料をとることをお勧めします。
慰謝料は夫から妻へ支払われるものであるかのように思っている人もいますが、正しくは離婚事由を作った側が支払うべきものです。
したがって、今回の事案では奥様に慰謝料を請求することができます。
離婚後の生活を圧迫したくないため、その点は許してもよいという広い心をもてるならば、後にうらみを残さないためにも慰謝料を請求する必要はないと思いますが、なんとしても贖罪させたいと思っているならば慰謝料を請求することも可能です。
