妻の不貞行為で離婚｜養育費は減額できる？

妻の浮気が発覚し、離婚の話が出ています。

子どもは母親のもとで育てるのがいいだろうという理由から、親権は妻が持つことで話が進んでいます。

しかし、そもそも妻の不貞行為が離婚の原因だというのに、高額な養育費を支払わなければいけないことに納得がいきません。

妻の浮気が離婚原因の場合、養育費が減額になることはあるのでしょうか、教えてください。

養育費は親と同程度の生活ができるようお子様が受け取るもので、金額も親の収入に準じて決定されます。

ですから、奥様の不貞を理由に減額されるものではありません。

不貞行為については慰謝料を請求することができますが、お子様のお気持ちを考えるのであれば、ご両親が争うのは適切な行動ではないと考えられます。

また、養育費の金額は、お子様が親の生活水準と同程度の生活ができるような金額を払うことになっているので、奥様の不貞行為とは全く関係がないのです。

ご主人の経済状態に変化がないのであれば、減額請求は難しいのではないかと思われます。

それでも、不貞行為をはたらいた奥様にお金を払うことに納得がいかないのであれば、このことで精神的苦痛を受けたとして慰謝料請求をすればいいのではないでしょうか。

しかし、養育費の減額について争う両親の姿をお子様が見たら、どう思うでしょうか。

この状況では、「実の父親が自分の養育費を払いたくないと思っている」と解釈されても仕方がないのではないでしょうか。

お子様はとても悲しむことが予想されます。

慰謝料請求をすることは法律で認められていることですが、親子の感情はそれでは測れない要素です。

奥様に対するお気持ちは理解できますが、お子様のことを考えて、落ち着いた対応をされるのがよいのではないでしょうか。

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